リモートワークでも安心して働ける、コーポレートエンジニアリンググループの働き方とは。

GMOペパボでは新型コロナウイルス感染拡大防止を受け、2020年1月下旬に始まった緊急措置としての一斉在宅勤務を経て、同年6月よりリモートワークを基本とする勤務体制に移行しました。

情報セキュリティやPC手配、入社時のセットアップなどを行うコーポレートエンジニアリンググループ(以下CEG)では、働き方の大きな変化を受け、昨年から人員強化を図り、居住地を問わない働き方を実現する仕組みづくりを行なっています。

今回はCEGに入って間もないコーポレートエンジニアのruelleとコーポレートITを担当するmafに、技術部SEL(シニアエンジニアリングリード)のjune29がインタビューを行いました。
※インタビューは4月現在のものです

自己紹介


大和田 純(おおわだ じゅん)
Twitter:@june29
あだな:じゅーん
技術部SEL。趣味は漫画を読むこと、日常生活を動画に撮って記録すること


伊藤 啓貴(いとう ひろき)
Twitter:@___ruelle
あだな:ruelle
技術部コーポレートエンジニアリンググループ、コーポレートエンジニア。趣味は猫と戯れること、ゲームをすること


西端 麻冬(にしばた まふゆ)
あだな:maf
Twitter:@_maf_u_
技術部コーポレートエンジニアリンググループ、コーポレートIT。趣味はアニメを見ること、ゲームをすること

-簡単に自己紹介をお願いします。

maf:
2020年10月にGMOペパボに入社してコーポレートITを担当しています。いわゆる情シスです。
新卒で入社した企業、そして直近の企業も情シス担当でした。社会人生活で一番長いキャリアになっています。
今はこれまでのキャリアが活かせて嬉しいです。

ruelle:
私は2020年11月に入社しました。
前職では新卒で情報システム部門でのITサポートを3年程経験して、放送業界の情報システム部門で2年弱働いてきました。
ペパボではコーポレートエンジニアとして入社しました。

コーポレートエンジニアリンググループの働き方

-普段はどのような業務をされていますか?

maf:
パートナーの入社に伴うアカウントの登録や必要なライセンスの手配、契約更新手続きを行なっています。
日常ではSlackのチャンネルでパートナーからの質問が多く寄せられるのでそのサポートをしています。
その他、PCのキッティングや手順書等の作成、ワークフローの改善などもチームメンバーと協力しながら積極的に対応しています。

ruelle:
オフィスインフラ、エンドポイントの管理運用を行なっています。
具体的にはWindows、Macのキッティング、ハードウェアやソフトウェアの検証、設定等を担当しています。
私もSlackのチャンネルで技術的な解決が必要なものを対応しています。
よりよいリモートワークの環境を実現するために、外部の会社さんと協力して業務を進める機会も増えてきています。

じゅーん:
補足すると、CEGには人と関わる部分とコンピューターやシステムと対応する部分の2面があります。
mafさんは人と関わる部分とシステムの両面をバランス取りながら進めていくような仕事、ruelleさんは物理の部分で対応してもらっています。
ruelleさんとは最近プログラミングをしながら問題解決の領域を増やしていく取り組みも一緒に行なっていますね。

- CEGの中でも担当や役割があるのですね。どんな雰囲気のチームですか?

ruelle:
全員がフラットな立場で意見を出し合える環境で、今よりもよりよくなる内容であれば、立場関係なく積極的に意見を採用してくれます。実際に、新卒で配属されたメンバーも1年目から大活躍していて、GMOインターネットグループで毎年開催されるGMOアワードの新人賞にもノミネートされています!

maf:
「やっていき」と「のっていき」(※)が強くて何でも進めやすい環境ですね。今は既存の業務の効率化など改善していくことが多いのですが、「これ改善したいよね」「よしやろう」くらいのイージーさで誰でも課題解決に着手することができます。
(※)やっていき、のっていき〜未来に向けてプロダクト開発を促進する〜

「朝の会(朝会)」で今日の調子や話したいことを話すのですが、例えば共通のアニメの話題があるとつい盛り上がってしまいます。何でも話せる関係性で、リモートワークでも楽しく仕事ができています。

朝の会の具体的な流れはメンバーの@komatunがテックブログに書いてくれています。
朝の会でテンプレートを活用している話  #Notionのある生活

ペパボはもっとよくしていきたい、という気持ちが強い組織

-ペパボの印象はどのように感じられていますか?

maf:
GitHub Enterprise Serverを全社的に活用しているのが特徴的で、仕組みを作ろうという気概のあるパートナーが多いなと思います。
周りがもっとよくしたい、無駄を無くしたいと思って動いているからこそ、CEGもそれに乗って動いていくような感じですね。
誰かにやってもらおうではなく、自分から仕組みづくりをして行うという発想も他社ではなかなかないと思います。

あとは問い合わせにくる内容のレベルが高いですね。
ハイコンテクストになりやすいので、初めはハードルが高いかもしれませんが、ある程度背景が見えてくると対応しやすくなってきます。

ruelle:
会社全体で力を入れているなという点において話すと、リモートワークについてですね。
採用もそうですが、場所や居住地に関係なく、快適に仕事ができる環境を作っていこうという想いが感じられました。

他には情報がオープンであることも大きな特徴ですね。
最初は慣れないと情報量が多くて脳がパンクしてしまうかもしれませんが、検索すれば知りたい事が出てくるので助かっています!
mafさんも言っていたように全社的にITリテラシーが高いと感じています。

GitHub Enterprise Serverもエンジニアだけではなく管理部門を含めた全社で使っているので、そういった点も特徴的です。
会社によっては一つのツールで完結しがちですが、ペパボの場合は優れているツールをチームごとに導入して仕事をしているので、生産性にも繋がっているのではないかと思いますし、それがリモートワークで働けているポイントにもなっていそうです。

パートナーからの問い合わせはSlackのショートカット機能を活用して効率的に回答を行っている

じゅーん:
確かにツールの利用についてはフットワークが軽く、CEGの知らないところで新しいツールを使っている事もありますよね。
一定数を超えるとCEGで巻き取って統制を取っていきます、というのは必要になってくるので、情報のキャッチアップはしていかないとなと思います。

- この仕事は手応えあったな、いいきっかけになったなど印象に残った仕事はありますか?

maf:
2つあります。

ひとつは月次で費用の処理をするための名簿がとても煩雑になっていたため、抜本的に組み替えて対応できたことです。
人事から異動してきた先輩に相談して社員台帳の仕組みを活かして対応してもらえたことでスムーズに進みました。

もうひとつは場当たり的なライセンスの付与方法をGitHub Enterprise Serverのプルリクエストで管理できるように仕組み化できたことです。
こちらもチームメンバーに相談して進められました。
これによってCEGや社内の働き方がかなり変わったので、相談してよかったな、やったな、と思っています。

ruelle:
一番大きかったのはオフィスネットワークの切り替えですね。
入社してすぐということもあり、社内のインフラ環境がまだわからない状態での切り替えだったのですが、初めから大きなプロジェクトに携わることができたことにやりがいがありました。

あとはワークフローの改善なども進んでいます。
チームみんなで取り組んでいて、日々改善していこうという気持ちが強いので一緒にやっていきたいです。
私の仕事は検証などが多かったりするのですが、手順書ではわからないところから調べて進めていくことがとてもおもしろく感じています。

リモートワークでも安心して働けるのは、入社時からの信頼度の高さ

- いまインタビューしていて思ったのですが、僕はまだruelleさんとお会いした事ないですよね。おふたりは、入社してから何人くらいにお会いしましたか

maf:
挨拶したのは10人くらいでしょうか。
あと見かけたことがある、というくらいですね。
「あっ、あの方がこのニックネームの方・・・!」という感じです。
チームメンバーでもまだ会ったことない方がいます、ruelleさんもお会いしてないですよね。

ruelle:
そうですね、まだmafさんと直接会っていないですね(笑)
他部門の方は何人会ったか覚えていないですが、チームメンバーだと多分4人くらいですね。

- チームメンバーでも全員と会ったことはないのですね。
今は選考プロセスから今までオンラインで行われていることが多いですが、不便に思ったり、やりにくさを感じたりというのはありますか

ruelle:
はじめてリモートワークをされる方は、働く環境のギャップが一番大きいのかなと思っています。
オフィスではモニターなど自分で特に用意することがないですが、自宅でオフィスの環境を整えるには、自分で調べて用意しないといけないですし、部屋の広さによっては、置くの自体が難しかったりしますよね。コミュニケーションについてもどのように進めていくかは慣れるまで大変かもしれません。
どうしてもチャットベースのコミュニケーションになってしまうので、どういう時にビデオ会議を使っていくか、ツールやタイミングの選択が必要になってきます。

あとは通勤がなくなるので、意識的に運動をしないと運動不足になりやすいですね(笑)

maf:
リモートで働くこと自体は前職もそうだったので正直慣れていました。
最初からリモートで働くことになったのは初めてなので、その中でどうやっていくかということを考えています。

前職でリモートワークは、対面で積み上げた信用貯金の残高を切り崩しているという話を聞いていたので、ペパボに入る時に、早く信用残高を積み上げていかないと、と構えていて少し不安があったんです。でもペパボは信用残高がなくてもはじめから信用されている環境だったのでびっくりしました。
それもあって不便に思ったことはなかったです。

じゅーん:
リモートワークでの働き方において、僕の見解を話しますね。

2020年4月頃から全国的に在宅勤務を余儀なくされましたが、その際にオンラインコミュニケーションをどのようにとっていくか議論されたと思うんですよね。
信用貯金を切り崩している感覚はありませんでしたし、今もオフラインでは貯まってオンラインだと削れるとは思っていません。

なぜそう言い切れるかというと、おふたりの入社初日よりも今の方が信頼度が高いし、依頼できるものも増えているからなんですよね。
なので、在宅勤務でも信頼関係は築けると思っていますし、そうでないと採用することは失礼にも感じます。
オンラインとオフラインで違いはあると思いますが、それぞれでやれることはあります。
2人の入社時の経験も活かして、迎え入れる体制を強化していきたいですね。

組織が何倍になっても耐えられる仕組みづくりに挑戦する

- ペパボのCEGでこれからやってみたい、挑戦してみたいことを教えてください。

ruelle:
オフィスに出社しないと出来ないという業務をなくして、場所に囚われない柔軟な働き方に対応できるようにしていきたいです。
オフィスインフラもそうですがサーバー周りも社内に依存しないようにすることも大切だと思っています。

また、周りにエンジニアが多いのでスキルアップできるチャンスだと思っているので、経験したことがないものに対して挑戦していきたいです。
これから入る方もスキルアップできる環境だと思うので、成長を求めている方にはとても合っているのではと思います。

maf:
ターミナルでgitのコマンドが打てる、コマンドラインで操作できるようになりたいです。
GitHub Enterprise ServerのWeb UIだけだとできないものがあるので、できるようになることでとても楽になるのではないかと思っています。

あとは日々の問い合わせのデータを計測したいです。
どういう依頼が多くて、どういうアウトプットが必要で、どのくらいの時間で解決できているのか、まだ推測の域を出ていないので意識してやっていきたいです。

- 最後にこんな人と一緒に働きたい、人物像などありますか

ruelle:
自分から何かを変えたいという強い意志があって、言われたことをやるのではなくそれに対して行動できる方がマッチするのではないかなと思います。

maf:
面倒臭がりな方ですね(笑)
面倒臭がりな方は他人の面倒な状況にも敏感だと思います。

あとは頼ることが上手な方が良いですね。
2分で調べられることを調べずに聞くのは甘えになりますが、協力を仰ぐことなどは多くあるので、うまく頼って自分の幅を広げていける力が必要になってくると思います。

じゅーん:
甘えると頼るの違いはオーナーシップの違いがあるかもしれませんね。
一人で完了できない仕事は周りに頼りながらゴールまで持っていくことが必要ですが、自分がやらなくてはいけないことを放棄してしまうのは甘えに繋がります。

さて、僕からもお話させてもらいます。

CEGではペパボの事業やサービスが突然n倍の規模になっても耐えられる仕組みづくりを進めているところです。
2倍、3倍、4倍になった時に耐えられるシステムを作るとなるとかなりの知恵や効率化が必要になってきます。
そのような業務に魅力を感じられる方とぜひ一緒に働けたらと思っています。

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