笑顔と感動に包まれるコンテスト「カラーミーショップ大賞」 開催に込めた想いとは

国内最大級のネットショップ開業・作成サービス「カラーミーショップ」が毎年開催し話題となる「カラーミーショップ大賞」。今年も東京・渋谷のセルリアンタワーにて表彰式が開催されました。多くのネットショップオーナーさまにご来場いただき、笑顔と感動に包まれた表彰式となりました。そこで「カラーミーショップ大賞」のプロデューサーに、「カラーミーショップ大賞」開催に込めた想いと、運営の裏話を聞いてみました。

佐山 祐太(さやま ゆうた)
あだ名:サヤ
Twitter:@sayama_yuta
カラーミーショップ運営支援アドバイザーとして、全国各地にてセミナーを開催。カラーミーショップ大賞プロデューサーも務める。趣味はDJ。

まだ光の当たっていないショップに光を当てたい

―年々盛り上がりを増し、注目度を集めている「カラーミーショップ大賞」ですが、いつから開催しているコンテストなのですか?

佐山:「カラーミーショップ大賞」は「カラーミーショップ」をご利用いただいている全国のネットショップの中から最も優れたショップを表彰するコンテストで、2014年にスタートしました。

今年の結果につきましては、公式サイトおよびプレスリリースをご覧ください。
カラーミーショップ大賞2019 公式サイト
プレスリリース(GMOペパボ)

佐山:「カラーミーショップ」はインターネットサービスですが、 ネットショップオーナーさまも、購入者も”人”なんですよね。もちろんサービスを提供している我々も”人”なんです。 しかし、ショップオーナーさまから「運営者は孤独だ」というお話しをよく耳にしていました。
そこで「カラーミーショップ」は交流会やセミナーを開催し、ネットショップオーナーさま同士、またネットショップオーナーさまと我々サービス提供者が、実際に会って繋がれる場所づくりを積極的に行ってきました。「カラーミーショップ大賞」もそのひとつで、ネットショップオーナーさま同士の交流の場となってほしいという想いのもとスタートしました。
我々サービス提供者も、実際お会いすることで生の声をお聞きすることができるんですよね。それに、普段接点のない他業種のネットショップオーナーさまと交流することで、自身の運営するショップを顧みる機会になったり、会話の中で新たなビジネスチャンスが生まれたりするケースもあるんです。

佐山:さらに 「カラーミーショップ大賞」が、これまでのショップ運営の努力と功績を讃え、活躍するきっかけになればと思っています。 例えば受賞したことで、メディアへの露出が増えたとか、ショップのファンが増えたとか。
嬉しいことにショップオーナーさまから「来年はあの賞を受賞したい!という目標がでました」という感想もいただいているんです。

―審査がかなり大変かと思われますが、どういった点を重視していますか?

佐山:『カラーミーショップ大賞 2019』では、昨年から、「カラーミーショップ」をご利用の全4万超の店舗を一次審査の対象とする「オファー制」を採用しているんです。4万以上の店舗の中から500店舗を選出し、オファーを行っています。オファーを引き受けていただいた277店舗をノミネート店舗として公開し、一般のインターネットユーザーによる投票を行い、その結果を踏まえた最終審査を実施しています。一般投票が大きく結果に影響をするのでは?という声も多いのですが、一般投票は審査の一項目で、デザインや改良、PR、売り上げなどすべての要素で選出しています。さらに我々運営スタッフの想いとしては、まだ光の当たっていないショップに光を当てたいという気持ちも大きいです。先ほどもお話ししましたが、日頃のショップ運営の努力と功績を讃えたい、より活躍の場を広げるきっかけになってほしいという想いも強くもっているので、いままで露出は少なかったけれど、受賞をきっかけに、メディアの露出が増えたり、注目度が上がって活躍の場が広がったりしてほしいと思っています。

開催テーマは『これまでの努力が、感動に変わる瞬間。』目指す最高の舞台に

―「カラーミーショップ大賞」を開催するにあたって、今まで一番大変だったことはなんですか?

佐山:開催開始が2014年とお話ししましたが、2014年、2015年は開催場所も今とは違いました。最初は何もかもが手探りで試行錯誤でした。『ショップオーナーの皆さんの日頃の功績を讃えたい!交流の機会を作りたい』という想いは一緒だったのですが、第一回、第二回ともにとてもアットホームな雰囲気での開催でした。ちなみに僕が司会をしていました。
2016年の開催に向け、コンテスト自体をガラッと変えようと思いました。理由はコンテストを開催するからには、受賞した人が心から喜んでもらえて、 目指す舞台にしたいと! そのためにはコンテスト自体のクオリティを底上げすることが重要だと思い、会場もGMOペパボの本社がある、セルリアンタワー東急ホテルにしました。

佐山:2016年開催から、豪華なステージセット、クオリティの高いおもてなし、会場に入った瞬間から魔法にかかったような高揚感を得ることができる舞台を目指し、運営をかえました。そのタイミングでコンテストのテーマも明文化し、「これまでの努力が、感動に変わる瞬間。」としました。 もうひとつ、2016年から一般投票を審査にくわえました。それまではカラーミーショップ側で審査を完結していたのですが、ショップを評価するのはその先のお客さんだと思うので、お客さんとよりつながれる仕組み作りをしたいと思い、一般投票を導入しました。

―当日を迎えるまでのスタッフ共有ををかなり徹底して開催されていますよね。

佐山:そうなんです。とにかく「どうすれば皆さんに喜んでもらえるか?」「皆さんのためになるか?」「カラーミーショップ」らしいコンテスト、ショップオーナーさまが主役のコンテスト、他のどこにもないオリジナティあふれるコンテスト、そして、ショップオーナーさまが目指すコンテストにするにはどうしたら良いかを全員で必死になって考えていて、授賞式と懇親会には、カラーミーショップのパートナーも40名以上参加するので、当日関わるパートナー全員に向け「おもてなし勉強会」「受賞ショップ勉強会」「当日の運営個別共有会」を事前開催しています。
普段は、サービス設計や運用を担当しているデザイナーやエンジニア、ディレクター、日々お問い合わせをお受けしているカスタマーサポート、営業など職種はさまざまです。
ネットショップオーナーさまとお話しをするのに慣れていないパートナーももちろんいます。そこで、パートナーの意識やおもてなしを徹底し、パートナーも安心して当日をむかえられるよう、事前勉強会を徹底しているんです。
「おもてなし勉強会」では“おもてなしマニュアル”を元に少人制で勉強会を開催しています。少人数で開催することで、質問もしやすく、当日に向けて運営スタッフとしてみんなで意識を高めることができます。

佐山:「受賞ショップ勉強会」では、受賞ショップの皆さまに事前にお送りいただいたネットショップオーナーさまの顔写真と共に、取り扱い商品、ショップの特徴、地域などを細かく紹介しています。ソーシャルなども見させていただき最近のトピックやエピソードを運営スタッフ全員に共有しています。主催者として、おもてなしの徹底は本当に重要なことだと考えています。「カラーミーショップ大賞」という限られた時間のなかで、もしかしたら一期一会になるかもしれない受賞ショップのみなさまと、関係を深めるために、最大限できることをしたいというのが運営スタッフみんなの想いです。

―最後に今後の「カラーミーショップ大賞」の展望をおしえてください。

佐山:開催のたびに思い続けていることではあるのですが、ネットショップオーナーさまにとっても、目指すステージとして、もっともっとグレードアップしていきたいです。コンテストを継続することはなによりも大切なことだと考えています。10年、20年この「カラーミーショップ大賞」を継続開催し、一人でも多くのネットショップオーナーさまに喜んでいただけるコンテストにしていきたいですね。