サービスを成長させる、リーン思考の取り入れ方。

自己紹介

下田 淳一郎(しもだ じゅんいちろう)
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ホスティング事業部 マーケティングチーム サブマネージャー。2019年にCSディレクターとして中途入社し、2022年6月よりホスティング事業部のサブマネージャーに。好きなことは読書、苦手なことは駐車場で車を探すこと。マイブームは蕎麦と太ももの筋トレです。

はじめに

こんにちは、ホスティング事業部でサブマネージャーをしている下田です。2019年に入社しCS室にてCSディレクターとして配属、主にカスタマーサクセスを担当しておりました。

その後ホスティング事業部のディレクターとして異動しサブマネージャー≒プレイングマネージャーとして施策実行、予算管理などに携わっています。

今回は、普段意識しているリーン思考について語りたいと思います。

リーン思考でサービスを成長させる

ペパボに入社を検討いただいている皆さんに、リーン思考をチームに取り入れていることで様々なチャレンジがしやすい環境があることを知ってもらいたいためご紹介します。

マネージャーの責任として結果(数字・業績)があり、その要素として人材育成だったり組織ビルディングなど様々ある中で、施策数、確度を上げるためにリーンマネジメントがあると考えています。

リーン○○という言葉は「リーンスタート」をはじめたくさんありますが、ここでは「リーンとアジャイルの違い」みたいな言及はせず、要は施策を壮大なアイディアだけで終わらせず、まずミニマムで始めてみる。といったニュアンスで紹介できればと思っています。

ちなみにペパボのマネージャー要件にも「リーンスタートアップ」があり、チームとしてもリーンスタートを意識して取り組むことは大事にしております。

リーン思考とは

オルタナティブ・ブログより引用

こちらのとおりで何か新しいことをする場合、いくつかの仮説を検証するため、まずミニマムで1つずつ価値検証を繰り返し、学習していきながら施策を重ねていくものになります。

(ここで重要になってくるのが課題抽出からの仮説出しになりますが、今回の内容とは少し話がそれてしまうので別の機会でお話しできればと思います)

MVP(Minimum Viable Product)の説明時に良く使われますが、下記の図は今回紹介したい施策を壮大なアイディアだけで終わらせず、まずミニマムで始めてみる。といったものに少し似ているので紹介します。

ANKR DESIGNより引用

最初から壮大なモノを作りこむのではなく、様々な仮説検証を小さく重ねて進化させていくといったものになります。

新規事業など新しいサービスを開発するときに使われることが多いと思います。ただそれ以外の既存サービスのグロースであったり1つの施策を取り組む上でも応用できるものだと考えています。

リーン思考は効率が良いと考える

主に外部環境の変化が大きく不確実性が高い状態の中で何か大きな施策、モノをつくろうとしたとき、アイディアや仮説段階では良いと感じていてもすぐに環境が変わってしまうため、長い時間をかけて実施した施策が思っていたほど効果が出なかったりすることがあると思います。

そういったことをなるべく避けるため、アイディアベースで仮説を立てたらまずはミニマムですぐやってみる。やってみて効果が出るものを探すことで、時間をかけずに結果として今の時点では「○○が効果がありそう」「××は効果なさそう」といった知見を得ることができます。

例えば、「Aという機能を開発すると良さそう!」というアイディアがあった場合、通常1ヶ月くらいかかる開発をなるべく早く行うといったことではなく、まずは本当に需要があるのか実績ベースで検証するため、対象者に絞り込んで、まずは手動オペレーションで機能の代替を1週間やってみる。「思った通りかなり需要がありそう、ただ○○は改善したほうがいいかも。」といった知見を得ることができれば、知見を元に開発に入る流れで良いですし、「アイディア時点ではよさそうと思ってたけど実際はほとんど需要がなかった。」であれば、やめる、もしくはピボットする判断ができる。といったように、以下でいうと前者の方が、得るものが多いので効率が良いと考えています。

・短期間で仮説検証を繰り返して需要確認、学習しながら確度を上げていく。
・長い時間をかけて開発してみた結果、ふたを開けたら需要がなかった。

全体を俯瞰しながらリーン思考を取り入れる

チームのリソースも有限のため全体を俯瞰したときに必ず「優先度高くこの施策をしなければならない」といったことも出てきます。基本的にそういった場合は、確度が高い施策だったりするので、リーン思考を改めて意識することはなかったりします。

ただ、そういった確度が高い取り組みばかりでは今までの延長線の可能性が高くなってしまうため、チームとしてもチャレンジ枠としてリーン思考を応用できそうな施策を行うバランスを意識しています。そうすることで、不確実性の高い昨今の状態でも継続的な成長ができると考えているためです。

最後に

今回は、マネージャーの責任として結果を出すひとつの要素として「リーン思考」について紹介させていただきました。

途中でも紹介している通り、マネージャー要件としても大事にしている思考です。そのためチームとしてもリーン思考でたくさんのチャレンジをできる環境が整っておりますし、それをサポート、支援するマネージャーも多くいます。

もちろん私の所属するホスティング事業部でも仲間を探し中なので、少しでもいいなと感じていただければお気軽にご連絡ください。

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