「2024年 ペパボ新任マネジメント研修」レポート

2024年6月6日と7日の二日間にわたり、新たにマネジメント職に着任したパートナーを対象としたマインド研修を実施しました。

今回はその様子をご紹介します。

研修の目的と背景

GMOペパボ(以下、ペパボ)では、2023年8月にマネジメント職へのチャレンジの機会として、「リーダー」というポジションを新設しました。それに伴い、プレイヤーからマネジメント職に変わるタイミングで、役割の変化に適応できるようマインドセットをアップデートするために実施するのが今回の研修です。

研修の目的は、ペパボのマネジメント職に必要なマインドセットを理解し、それらに基づいて行動することで、リーダーやマネージャーとしての成長を促進することです。
なお、リーダーのほかに、新任のマネージャー、サブマネージャー、エンジニアリングリード、デザインリードも参加しました。

研修の内容とゴール

ペパボでは上位職者に期待することを「MK6」として定めています。

1文化の遵守ペパボの一員として会社の文化を支える理念、ミッション及び「わたしたちが大切にしている3つのこと」等を遵守します
2役割の自覚役職者としての役割を自覚し、常に学習を怠らず能力を高めることに努めます
3リーンスタートアップ事業に対してはムダがなく効率的なリーンの考えを軸に、柔軟性を持ち、常にスピード感を持って改善を行います
4事業成長のための挑戦現状に満足することなく、事業を成長させるため、新しいことや困難なことに挑戦し続けます
51番へのこだわり我々が生み出すサービスは顧客価値、ユーザー数ともに1番を目指します
6成長支援パートナーの成長を愛情を持って支援します

今回の研修では、MK6について、項目ごとに経営メンバーから期待役割を掘り下げて講義していただき、受講者がその期待に則した行動を取れているかを振り返り、行動に反映できていない項目に対しては、改善に向けたアクションプランを策定し、実行することまでをゴールとしています。

研修1日目の様子

研修初日は、事業部部長2名が講師を担当しました。

テーマ1「事業成長のための挑戦」
執行役員 EC事業部部長 寺井 秀明 @hideack 

テーマ2「1番へのこだわり」
執行役員 minne事業部部長 新井 正樹 @mskari

冒頭に受講者の自己紹介を行いました。所属や役職に加えて、任されている責任範囲と今回の研修で身につけたいことを発表し、受講者同士が互いを知る良い機会となりました。

講義では、「なぜ事業成長をしないといけないのか」「なぜNo.1になるべきか」という根本的な問いから始まり、途中に個人ワークと発表を挟み、講義内容の理解を確認しながら進められました。

研修2日目の様子

研修2日目は、星副社長の講義からスタートしました。

テーマ3「文化の遵守」
取締役副社長 星 隼人 @glover

星副社長は、研修の講師を務める際に必ず意識してることがあります。それは受講者に「今日から早速実践してみようと思ってもらうこと」です。

今回の研修では、マネージャーの責務は、パートナーが生み出す行動と価値を最大化する支援をすることで目標を達成することと定義した上で、ペパボで働くわたしたちが大切にしている3つのこと「みんなと仲良くすること」「ファンを増やすこと」「アウトプットすること」に当てはめて、具体的にどう振る舞うべきかと自身の経験に基づいたTipsをお話しいただきました。

研修の最後には受講者に「今日から早速やってみること」を発表してもらい、午前の部は終了しました。

ランチの様子

テーマ4「成長支援」
技術責任者 髙橋 健一 @kenchan

午後は髙橋技術責任者が講師として、成長支援の重要性・支援のためのスキル・スキルを高め合う仲間の必要性についてお話されました。

テーマ5「リーンスタートアップ」
取締役CTO 栗林 健太郎 @kentaro

栗林取締役による講義「リーンスタートアップ」では、冒頭にアイスブレイクとして“FizzBuzz”を行いました。盛り上がったところで「最高」「最速」についてワークを交えて学びました。

テーマ6「役割の自覚」
代表取締役社長 佐藤 健太郎 @kentarow

最後の講義は、佐藤社長による「役割の自覚」です。

組織内の多様性について、独自に開発した“ウエハース理論”に基づき、リーダーシップのあり方、組織における役割についてお話されました。

これほど多く「ウエハース」と連呼される企業研修は他にはないのでは…?

研修を終えて

今回の研修では、各種講師の講義によるマネジメント職のマインドセットの学びの場となったことはもちろん、講義内のワークショップやランチ・懇親会などの交流機会を通じて、受講者同士がお互いを知る機会創出になったことも非常に良かったと感じています。

研修の目的であるマインドセットのアップデートに伴う行動の変化については、研修後も受講者の上長と連携してフォローする必要があるため、HRとして引き続き支援を続けていきます。

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