なんでずっとペパボ なの? 長年働く人に聞いてみました【vol.1】ヒルティさん
GMOペパボはインターネット企業のなかでも、長く働く人の多い会社です。
そこで長年働いている人に、なぜペパボでずっと働いているのか聞いてみることにしました。
今回は『グーペ』のマネージャー・ヒルティさんにお話を伺います。
蛭田悠介(ひるたゆうすけ)
@sorahoderi
あだ名:ヒルティ
1979年生まれ。『グーペ』のマネージャー。
カメラ歴20年、2児(6歳・5歳)のパパ。
最近ハマっていることは、ファミリーマートのオリジナルアイス「パリッと食べるチョコバニラバー」を23時くらいに食べること。
なぜペパボを辞めないんですか?
ー さっそくですが、なぜ会社を辞めないのか教えてください。
すごい直球な質問だね。(笑)
ー ヒルティさん、いまペパボ何年目ですか?
8年目。2010年の3月からペパボで働いてる。
ー そんなに長く同じ会社にいて、辞めたくならないんですか。
ならない。10年間ドブ川のような社会を泳ぎきって、やっとの思いでたどり着いたのがペパボだった。だから転職しようと思わない。
ー ドブ川って。ペパボに入るまではどんなことをしていたんですか?
10年間、印刷業界とか古本業界とかいろんな会社でデザイナーとして働いてきた。ペパボに入るまでは、会社やサービスのために働いたことは一切なくて「いかに早く帰るか」みたいなことしか考えてなかった。
ー デザイナーだったんですね。初耳です。
うん。でも自分の才能のなさに5年目くらいで気がついて。(笑)
だから職種に関係なく、自分の好きなサービスを運営している会社がいいなと思ったんだよね。それで『プチ』を使ってた縁でペパボにたどりついて、求人の職種はディレクターだったんだけど応募した。
ー 入社して8年の間で部署異動などありました?
最初はEC事業部のディレクターとして入社したんだけど、2012年に『グーペ』の社内公募に応募してプロデューサーになって、今は『グーペ』のマネージャーをやってる。
ー じゃあペパボでの仕事のほとんどが『グーペ』。
そう。6年くらい同じサービスやってる。
ー 同じサービスを6年も担当していて、嫌になることは?
そりゃ、飽きることはあるよね。
ー 実際に働いてから「思ってたのと違う!」ってこともあったのでは…?
それはある。でも初心忘れるべからずで、思うようにいかないことがあっても、入社できたときめちゃくちゃ嬉しかったことを思い出す。ふりかえると、まだペパボにシミ1つも残せてないから、まだまだがんばらなくちゃいけないって思う。
ー マネージャーとしてサービスを牽引していても、まだ何も残せていない?
うん。『グーペ』はいま調子がいいって言われてるけど、他の大きな柱のサービスに比べたら、まだまだだし。もっとスケールさせなきゃと感じてる。
ー 長年同じサービスに携わっていて、それでもまだやれる。
まあ、もしマネージャーじゃなかったら、もっといろんなサービスを活性化させて、シミを残していたかもしれない。活躍のしかたは違ったと思うけど、ペパボに何か恩返しをしたいってところは変わらないよね。
会社の変わったよさ・変わらないよさは?
ー ペパボが変わったなーと思うこと、ありますか?
ある。会社が大きくなった分、大きな挑戦がしやすい環境になった。いろんな事業があってそれぞれしっかり成長しているからこそ、挑戦のリスクをとれる状況になってきてる。たとえば『グーペ』が小さな会社だったら、調子がよくたって新しい挑戦のためにリスクをとるのはむずかしい。だからいま、この環境でいろいろ挑戦させてもらえることがうれしいし、みんなに感謝しないといけないよね。
ー なるほど。逆に会社の変わらないよさはありますか?
変わらないところでいうと、会社の文化が続いてるところかな。400人規模になったのに「みんな仲良く」「もっとおもしろく」をちゃんと継承できているのは、好きなところ。
ー でも会社の規模が大きくなってきて、継承するのも大変になってきてますよね。
それはある。ITの会社でこれだけ複数サービスを抱えている会社ってなかなかなくて、ふつうは「サービス名=会社」なんだよね。
ー 『メルカリ』とか『楽天』みたいな。
そうそう。そういう会社だと「サービス=会社」だから意思統一は図りやすいよね。ペパボはサービスが多様なぶん、会社とサービスのバランスは難しくなる。
ー たしかに、自分が属しているのが「サービス」なのか「会社」なのか意識が変わってくるかも。
うん。人数も急激に増えてきているし、サービスだけでなくて会社全体のブランディングを意識して、もう少していねいな文化継承をしていかないといけないなと、僕は感じてる。
ー それにしても、中途で入社したのに会社の文化まで気にするのって、すごいことだと思います。
やっぱり、ペパボが好きだからね。なんで好きなんだろうな。恩義があるとしか言えないんだけど。
ー ヒルティさんは、会社にすごく感謝してますね?
会社に人生変えてもらったからね。最近、家を建てたんだけど、そんなのペパボに入ってなかったら無理だったよ。だから感謝しかない。
「もっとおもしろく」ってなんだと思いますか?
ー 最後に、会社の経営理念である「もっとおもしろく」ってなんだと思いますか?
うちの会社って、事業も人もむちゃくちゃ堅実だし真面目なんだよね。だから、そこに隠し味を加えるって意味じゃないかな。
ー 隠し味ですか。
そう。笑いをとりにいくようなおもしろさとは違う。「自分のことだけじゃなくて、もっとまわりへいい影響を与えられないか考えろ」って意味もあると思う。
ー ヒルティさんの解釈は「隠し味」であり「まわりへのよい影響をつくれ」だと。
仲間が400人以上いるんだから、解釈はバラバラだろうね。僕はこう思ってるし、みんなの解釈が違っても、みんなが常にもっとおもしろくすることを意識できていればいいと思ってる。
ー そういえばヒルティさんは会社の仲間たちの写真を撮り続けていますよね?
インターネットで遊ぶのが好きな人たちをそばで見ているのって、楽しいんだよね。
ー やっぱりペパボの人たちは、好きですか。
好き。何かを成しとげたとき、誰と喜びたいかっていうと…やっぱりペパボの人たちなんだよね。どこかへ転職した自分の姿は想像できても、その先で何かを達成して喜んでいる自分の姿は想像できない。これが一番大きい辞めない理由かもしれない。
ー これはもう愛ですね。
愛なのかな、わかんない。というか昼間からこんな真面目な話で大丈夫?
ー ばっちりです。エモいお話をありがとうございました。
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