従業員代表とは、企業が従業員側と一定の労使協定を締結する際に「従業員の過半数を代表する者」として協定を締結する人のことです。 労働基準法で、労働組合のない企業は、従業員代表を置くことが定められています。
ペパボでは、従業員代表制を採用しており、東京・福岡・鹿児島オフィスにそれぞれ1名います。今回は、2019年2月から東京オフィスの従業員代表を務める川合さんに従業員代表に対する想いをインタビューしました。
川合 悠太(かわい ゆうた)
Twitter:@yuta25
あだ名:ゆうた
SUZURI事業部プロダクトチーム エンジニア。最近ハマっていることは、デス・ストランディングで荷物を投げてミュールに当てること
会社のことを知るきっかけに
ー川合従業員代表は普段どのようなお仕事をされているんですか?
ゆうた:2015年にペパボに入社し、エンジニアとして「SUZURI」のサーバーサイドと画像合成の開発を担当しています。入社当時「SUZURI」は、4名のチームだったのですが現在は約30名に人数が増えました。
ー普段はSUZURIのエンジニアをされているとのことなんですが、従業員代表としては、どのようなお仕事をされるんですか?
ゆうた:基本的には、月1回の衛生委員会という会議に参加しています。産業医の谷原先生と人事が参加して、毎月アジェンダに沿って谷原先生にお話を伺ったり、従業員代表として意見を言う機会があります。
あと、「36(サブロク)協定」(※)に関連する業務があります。大体月20時間以上の残業時間になった場合、各部署のマネージャーから36協定の延長申請というのがきて僕がチェックしていますね。こういう人たちが忙しくて残業しているんだなというのがわかります。
※36協定:時間外や、休日出勤に関する協定を締結する労使協定
ー意外と従業員代表っていろいろな業務があるんですね。従業員代表になって意識するようになったことなど、変わったことはありますか?
ゆうた:あると思います。従業員代表の業務で初めて知ることが多いので、きっかけになって考えることは多くなりました。会社にはいろんな人がいて、仕事をする環境についても様々な感じ方があるんだということを改めて知る機会になりました。
「窓際の席の僕」だからこそやりたいと思った
ーなぜ、従業員代表になろうと思ったんですか?
ゆうた:いくつか理由があるんですが、従業員代表の募集が1月にあって、新年ということで気持ちがフレッシュだったのも一つです。やったことのないことに挑戦したい気持ちがありました。
ーゆうたさんってあんまり会社の行事に参加されるイメージがなかったので従業員代表への立候補は意外だなと思った人は多いと思います。
ゆうた:そうですよね?笑
入社して5年なんですけど、少し人見知りなところがあってあまり会社のイベントにも参加してこなかったんですよね。しばらくは自席も窓際で、さらに人見知りで・・・あまり積極的なタイプではなかったのですが、そんな中で特に仲の良い同僚が会社を辞めてしまったことが大きなきっかけになりました。あとは、人見知りな僕が従業員代表をするっていうのもおもしろいかなと思って。
会社のこと、会社にいるみんなのことをもっとよく知るいい機会だと感じて応募しました。
ー実際に従業員代表をやってみて大変なことや思うことはありますか?
ゆうた:僕は従業員代表という仕事への好奇心が大きかったので、新鮮な気持ちで従業員代表の仕事に取り組んでいるので大変だと思うことはないですね。
ー従業員代表としてお仕事される中でよかったことや、やりがいはありましたか?
ゆうた:会社の中で、人がたくさんいるから生じる問題があって、それをちゃんと解決しようとしている人たちが集まる場が衛生委員会だと思うんです。そういう仕組みが会社にあることを知れたのは良かったことです。
それと、これは衛生委員会で産業医の先生からの話を聞いて、思うようになったことなのですが、コミュニケーションって大事だなと最近強く思うようになりました。自分の意見や考えを「僕はこう思う」と言えることは大事だなって。嬉しいこともそうだし、嫌な思いをしたときも。これは嬉しかったとかこれは嫌だったとかも、もっと気兼ねなく言えるような環境になると良いなと思いました。
自分の考えを伝えられる人
ー従業員代表から見て、ペパボはどんな会社ですか?
ゆうた:ペパボは、おもしろい人がたくさんいる会社だと思います。みんな個性が強い。総じていい会社だなって思ってます。僕でも従業員代表できるし。笑
ー最後に!従業員代表はどんな人と一緒に働きたいと思いますか?
ゆうた:突然ですね!笑 僕はエンジニアでもあって、従業員代表でもあるので、まずエンジニア目線では、自分の考えを持っていて、自分の意見をきちんと言える人と一緒に働きたいと思っています。
例えば、自分の考えていることがあって、それに対して他の人が違う意見を言った時に、自分の持っていた意見をしまっちゃうのはもったいない。
自分の意見をしまって穏便に済ませちゃうことがあるかもしれないけど、みんなと違う意見が大事な時もあるので、そこで自分の意見を言える人、芯がある人と一緒に働きたいですね。
従業員代表目線では、相手のことをちゃんと考えるられる人がいいです。いろんな人がいるということを想像できる人。無意識に誰かを傷つけるということは悲しいので。これは、衛生委員会で学んだことでもあります。
あと、ペパボのオフィスはちょっと静か。チャット文化というのもあるんですけど、雑談が少ないので、もっと気軽に喋ったりできるといいです。雑談の好きな人に来てもらうとおもしろいかもしれません。
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