自身のキャリアを考え、成長の機会をつくる。「キャリア形成アンケート」制度紹介

こんにちは、HR統括部のあちゃです。

面接に同席していると、候補者の方から「将来、自分の成長やキャリアプランにあわせて違う部署への異動や、ジョブチェンジはできますか」といった質問をよく受けます。答えは「できます」で、ペパボには「キャリア形成アンケート」という成長支援制度があります。

今回はこの「キャリア形成アンケート」について紹介します。

キャリア形成アンケートとは

まずは制度の概要について説明します。

実施目的

  • 自身のキャリアについて考える機会をつくること
  • 自発的なキャリアチェンジや他分野での仕事に挑戦をしてもらう機会を提供し、個人・組織ともに持続的に成長し続けられる力を養う

対象

  • 全パートナー(役員、正社員、契約社員・アルバイトの方)

実施時期

  • 毎年3月、9月

回答後の対応

回答結果は、部長以上のメンバーが参加する幹部会議にて協議・検討します。

その後、面談を経て、本人のキャリア意向と、受け入れ部署側の意向がマッチした場合、部署異動やジョブチェンジが行われます。

希望が叶わなかったパートナーにも、面談・フィードバックが行われます。また、次の機会に再チャレンジすることもできます。

回答はHR統括部で管理し、評価等で不利益が生じることはありません。

実際にどのくらいの方が異動しているの

毎回、1,2名のパートナーがキャリア形成アンケートの制度を利用し、部署移動やジョブチェンジをしています。

また3月実施のアンケートでは、新卒3年目、5年目のパートナーの回答が必須となり、新たな仕事にチャレンジする機会を作っています。

実際に異動したパートナーの声

2020年9月のキャリア形成アンケートに回答し、2021年1月1日にHR統括部HR統括グループ人事厚生チームから、技術部コーポレートエンジニアリンググループに異動した渡辺さんにお話を聞きました。

自己紹介

渡辺 悟(わたなべ さとる)
あだ名:なべ
Twitter:@crosside
技術部 コーポレートエンジニアリンググループ サブマネージャー。走るのは好きではないフルマラソンなどを走るランナー。

ー異動を考えはじめたきっかけを教えてください

なべさん:
以前HRブログでも紹介した人事業務の効率化・改善を行う中で、もっとバックオフィス全体や、全社的に領域を広げて改善業務を行っていきたいという気持ちが強くなりました。

ただ人事の立場だと、どうしても全社的な改善を進める際は「人事の方に手伝ってもらっている」というスタンスになると思っていました。これから幅を広げるとなった時、このままの立場で進めるのがよいのか、それとも違う部署に移って進めるのがよいのか悩んでいる、ということをキャリア形成アンケートに書きました。

話を受けて幹部合宿で検討が行われ、現在移動した技術部コーポレートエンジニアリンググループが全社的な業務の効率化・改善にさらに力を入れていきたいということで、異動が決まりました。

ーそうしたら今回は実績があった上での異動だったんですね。

なべさん:
そうですね。他の職種でもスキルや実績、現在キャリアチェンジに向けて学習していることなく、ただ「異動したい」という気持ちだけだったら難しいと思っています。

現部署でもやることをしっかりやって、異動先でも戦力になれるよう努力できるかが大事だと思っています。

ー今、実際に異動してみて率直な感想を教えてください。

なべさん:
正直なところ、日々忙しくて全然余裕はないですね笑。 「これをやったらもっとよくなる」といったやりたいことが溢れていて、それをひとつひとつ解決していたら1日があっという間に終わってしまいます。

けど、やりたいと思っていた全社的な改善業務も進められていて、入社関連手続きの自動化や法務や総務へのお問い合わせチャンネルへのワークフロー導入など色々進めることができました。

ーこれまでのキャリアが活かされていると感じる部分はありますか。

なべさん:
人事の経験がなければ、このスピード感ではできていないと思いますね。

バックオフィスの業務改善を行う上で「なぜそれを改善したいのか」といった背景まで知れるとより良い業務改善ができると思います。

人事の業務はもちろん、福岡管理というチームにも所属し総務の仕事も近くで見ていたので「こことここはまとめられる」といった効率化のアイディアも出やすいと思っています。

またバックオフィスメンバーとコーポレートエンジニアリンググループメンバーの橋渡し役にもなれたかなと思っています。

ー他に何か今回のキャリア形成アンケートからの異動で考えたことはありますか。

なべさん:
人事厚生チームからすると、自分が異動することでチームメンバーは減ってしまうので「もっと業務効率化を進めて、異動してよかったと思ってもらえるようにする」と宣言して異動しました。

年末で異動して1年が経つので、元いたチームメンバーに「よかった」と言ってもらえるようにしないとと思っています。

以上です。

GMOペパボでは、今回紹介した「キャリア形成アンケート」の他にも「資格支援制度」など、成長支援の制度を各種用意しています。

他にも、最高のサービスを提供しつづけるために、パートナーの働く環境づくりにも積極的に取り組んでいます。

そのほかの制度については、採用サイトで詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。