10周年を迎えたminneが描く未来図とは?ユーザーと共に作る、ものづくり市場の新たな可能性

2022年にサービス開始から10周年を迎えたminne。初期からminneを支えている2人にインタビューをしてみると、作家・ブランドのみなさんとのエピソードがたくさん出てきました。
この10年でminneにどんな変化があったのか、さらに、5年後10年後の未来図についてお話を聞きました。

自己紹介

武尾 健太(たけお けんた)
あだ名:けおけん
Twitter:@keokentt
minne事業部開発基盤チームのマネージャー。2013年にGMOペパボに新卒3期生として入社。アニメやゲーム・漫画が好きなインドア派です。たまにバスフィッシングもします。

青木 早織(あおき さおり)
あだ名:さおぴ
Twitter:@sao_pi
minne事業部作家・ブランドチームのサブマネージャー。漫画を読むことと絵を描くことが好きです。 今ハマっている漫画は「東京卍リベンジャーズ」と「スキップとローファー」です。

この10年で経験できた、思い出深いエピソード

ーお二人が、minneを担当することになったのはいつ頃ですか?

さおぴ:
2013年です。新卒3年目のときに社内のディレクター公募があって、立候補して異動しました。その頃は、minneがサービス開始したばかりで少人数のチームだったので、専任のディレクターがいなかったんです。

けおけん:
僕も2013年です。新卒のエンジニア職で入社して1年目の10月に、minneチームのエンジニアになりました。当時は主にウェブアプリケーションの開発を担当しつつ、インフラ周りも対応していました。

ーminneの開始当初から活躍されているんですね!今はどんなお仕事をされていますか?

さおぴ:
作家・ブランドのみなさまがステップアップできるような施策や支援、活動の幅を広げるための機能開発などを行っています。また、支援強化のための業務提携なども進めています。
その中でも施策の管理やメンバーのフォローが私の主な役割です。

けおけん:
マネージャーの一人として、主に開発に関わる分野のマネジメントを担当しています。実際にどんなことをしているかについては、このマネージャーコラムで書いているので、読んでいただくとわかりやすいと思います!

ーminneに関わってきた中で、印象に残っているエピソードはありますか?

けおけん:
「ガイアの夜明け」というテレビ番組で、minneを使ってくださっている作家さんが取り上げられた時に、ひとつ思い出深いエピソードがあります。

番組の中で、作品の注文を開始したと同時に一気に注文が入って、作家さんのスマートフォンにすごい勢いでプッシュ通知が届く、という場面があったんです。

その「プッシュ通知をモバイルアプリに送る」という機能の開発を当時僕が担当していました。

社内の他サービスでは実装例がなく、初めて挑戦する機能開発だったので、自分で一から調べたり、先輩にいろいろ聞きながら試行錯誤したり、なかなか苦労して…。

そんな、苦労して作った機能を、実際に作家さんが使ってくれている、しかも喜んでいる姿を見て「やってよかった!」と心から思ったことを覚えています。

しかも、よく見ていたテレビ番組を通して、自分の作ったシステムが動いているのを見ることができたので、より感激しました。

さおぴ:
私もそのシーン、覚えてる!

ー今となっては当たり前に使われている機能ですが、当時のけおけんの頑張りがあったんですね。

さおぴ:
私は、ハンドメイド大賞の立ち上げや企画を担当していた時期があるんですが、授賞式で作家さんと直接お会いできた時のことがとても記憶に残っています。

ハンドメイド大賞の授賞式に、ノミネートされた作家・ブランドのみなさん150名程をご招待した際、当日までのご連絡、ご参加いただくみなさんとのやりとりを担当していました。

当日まで、メールだけのやりとりだったのですが、授賞式後の懇親会で、ノミネート作家のみなさんが、「青木さんいますか?」「ご挨拶したいです!」などたくさん声をかけてくださって。

自分のことを認識してくれていたのも嬉しかったですし、直接お話することができて、その日、作家・ブランドのみなさんとの距離をとても身近に感じたんです。
授賞式後、お話できなかった方からもたくさんのメールをいただきました。

ウェブサービスの場合、どんな人が使ってくれているのか、サービスに対してどう思っているのか、見えづらいこともあると思うんですが、当時minneはオフラインのイベントなどで直接顔を合わせられる機会が増えていて。お話しできること、交流できることは本当に嬉しかったです。

minneを利用してくださっている方とのつながりは、サービス提供開始当初から大切にしていたことだったので、想いが通じてる!と感じた瞬間でもありました。

minneが人々の生活の中にあることを実感。ライフスタイルの変化が反映されている

ー2022年の1月で10周年を迎えたminne、サービス開始当初から、感じる変化はありますか?

けおけん:

minneを開始した頃は「ハンドメイド=趣味」というイメージが強かったと思うんです。

今のminneで販売されている作品や作家・ブランドの方を見ると「仕事としてのものづくり」が増えたと感じます。

作品の説明文の内容、作品の写真の撮り方など、作品の見せ方もかなり変わってきたと思います。

先程の話にもあった、ハンドメイド大賞をきっかけに、勤めていた会社を辞めて、ものづくりの作家としての仕事1本でやっていく決断をした方もいて。

この10年の間に、minneをひとつのきっかけに、作家さんがステップアップしていくのを見てきて、「新しい活躍の場を提供できるサービスになってきている」と感じることが何度もありました。

会社員として働くことが全てではないなあ、というのをminneを通じて実感しています。

さおぴ:
出品できるものの種類も増えていて、2016年以降は食品やものづくりに必要な素材も販売されています。

最近だと、コロナ禍によって自宅で過ごす時間も多くなってきたからか、オーダーメイドの家具やインテリア、食べ物が人気ですね。みかんなどを定期的に購入されている方もいます。

ライフスタイルの変化による消費の動きが表れていて、minneが多くの方の生活の中にあることを感じています。

ー使ってくださる方や環境も変わってきていますね。

さおぴ:
minneが10周年を迎えた今年の1月に、TwitterとInstagramでものづくりに関するエピソードを募集する企画を行ったんです。

「minneをはじめたきっかけ」や「記憶に残る作品やminneでの思い出」など10日間毎日違うテーマで募集して、ものづくりへの想いや作品に関するエピソードがたくさん届きました。
この10年の間には、みなさんにもいろんな物語があったんだなあと、改めて知るきっかけになりました。

コメントで嬉しい声をたくさんいただいたので、minneもさらに成長しないと!と気持ちが引き締まります!

ー胸が熱くなるコメントがたくさんありますね…!minneに届いている、サービスに関するご要望などはありますか?

けおけん:
お仕事として活動される方も増えたのでお一人あたりの販売する作品の数や種類、注文件数が増えてきています。
そうすると、作品や受注の管理の作業が増えるので、注文管理に関するご要望を多くいただいています。

企業・ブランドの方などの在庫数を多く持っている方もminneで販売していただけるようになったので、大量注文や販売する在庫の管理などをよりスムーズにすることが求められているなと感じています。

目指すのは「ものづくりに関わる人の第一想起」になること

ーこれから5年、10年先のminneはどうなっていくと思いますか?どんなサービスにしたいですか?

けおけん:
「ものづくりといえばminne!」を目指しています。

minneは2019年の規約改定の際に、ものづくりに関するモノ・ヒト・コトが集う“ものづくりの総合プラットフォーム“として、より一層の作家の活動支援に取り組んでいくということを掲げてさまざまな取り組みを行ってきました。

今後は、売り買いのシステムだけにとどまらず、ものづくりをする上で必要な情報を提供したり、ものづくりをしたいと思ったときに何から始めればいいかを、その人のニーズに合わせて提案したり。作る、買う、売るが全てminneでできるようにしていきたいと考えています。

プロダクトや新しい取り組みを通じて、使ってくださる方に様々な形で価値を提供して、ものづくりに関わる人の第一想起のサービスにしたいです!

さおぴ:
minneのさらなる領域拡大の第一歩として、ハンドメイドのイメージをさらに変えていきたいと考えています。

ものづくりで活躍できる場所を増やして、どんな形でもずっとminneを使い続けてもらえるようなプロダクトやサービスを作っていくことで、ものづくりのマーケットはまだまだ大きくなると思っています。

ものづくりをする人にとって、minneが当たり前にある世界にしていきたいです!

けおけん:
僕たちが思い描く未来のminneを実現させるためには、プロダクトの改善や機能開発が必要不可欠なので、「minneを作れる仲間」も増やしていきたいですね。

minneでは、エンジニアもチームのミッションに対して施策を考えたり、プロダクトについて意思決定者と議論できる環境があります

サービスを使ってくれる方々のために、持っている技術を発揮したいと思っている方は、自分の意見を提案しやすいので、仕事を楽しめると思います。

ぜひ一緒に、ものづくりのマーケットNo.1を目指しましょう!

現在募集中の求人

ご自身のキャリアや希望する働き方をご登録いただくことで、適した職種の募集が開始された際に選考のご連絡をさせていただきます。

おまけ「わたしのイチオシminne!」

けおけんのイチオシ

夏場はだいたい ekotさんのTシャツかSUZURIのTシャツを着ています。

最近買った作品

ご時勢的に夜に外食できるお店が開いてないことが増えたので minne で食べ物を良く買います!

《さおぴのイチオシ》

GENTLIONさんのお財布とレザーマルチケースを愛用しています。とても丁寧に作られていて、これからも大切に使いたい作品です!

最近買った作品

Belle and Sofaさんの、国産ヴィーガンレザーを使用した、必要なときにすばやく取り出せるシンプルなPCケースがとても気に入っています。作業用のマットとしても使っており、もはや毎日の相棒になっています。

自分用や贈り物にお菓子やグラノーラもよく購入しています。minneの食べ物は本当においしくて食べるたびに感動しています!プレゼントにもおすすめです。