エンジニアとして働いていたのに、なぜ研修付き採用で入社?ペパボカレッジ入社インタビュー

昨年リニューアルをし、通年募集を開始した研修付き採用のペパボカレッジ。今回は昨年ペパボカレッジ枠でEC事業部に入社した2人に、なぜペパボカレッジを選んだのか、入社後の研修、現在の業務などインタビューしました。

自己紹介

菊山 樹(きくやま いつき)
あだ名:シモンズ
Facebook:its532
EC事業部 ECグループ CRE・QAチーム。最近ハマっていることは麻雀です。

伊藤  滉祐(いとう こうすけ)
あだ名:こうすけ
Twitter: @nikku_ject
Instagram: @nikku_ject
EC事業部 ECグループ アプリストアチーム。最近ハマっていることはサ(ウナ)旅と写真を撮ることです。

最初はHTMLやJavaScriptから。2人がエンジニアになろうと思ったわけ

ー現在の仕事内容を教えてください。

シモンズ:
EC事業部のCRE・QAチームに所属していています。CREとは、顧客信頼性エンジニアリングという意味です。お客様からの問い合わせで技術的な調査が必要なものに対応したり、そもそもお客様が問い合わせをする必要がないよう、使いやすくなるような機能開発・改善を行っています。

こうすけ:
EC事業ECグループのアプリストアチームに所属しています。アプリストアは、カラーミーショップに機能を追加できるプラットフォームです。外部のデベロッパーさんと連携してアプリを作り、それをカラーミーショップと繋げるためのプラットフォームの開発に携わっています。

ー2人がエンジニアになろうと思ったのは、いつだったのですか。

シモンズ:
僕は社会人になってからです。

SNSのタイムラインで、エンジニアリングを学びはじめたばかりの方が作ったアプリケーションを見かけたことがきっかけで興味を持ちました。エンジニアって、がっつり理系で、専門知識がないとできないというイメージがあったのですが、「自分もできるかもしれない。まずは何か作ってみよう」と思って、プログラミングの勉強を始めました。

そこから勉強していくうちに面白いなと思い、エンジニアになりたいと思うようになりました。

ー最初は、何の言語でどんなものを作ったのですか。

シモンズ:
最初は、HTMLやJavaScriptを使ってウェブサイトを作りました。

ー働きながら、勉強されていたのですか。

シモンズ:
最初は働きながら勉強していました。元々銀行で働いていたのですが、残業も少なく、土日もちゃんと休みだったので、その時間に勉強していました。

ーこうすけさんは、いつエンジニアになろうと思いましたか。

こうすけ:
高校のときに友人の家に遊びに行った時、友人がパソコンでカタカタと打って何か作っているのを見てから、プログラミングに興味を持っていました。

その後大学に入った後に、すぐにプログラミングを始めたわけではなく、写真撮ることにハマっていたので、最初は前職にフォトグラファーのポジションでインターンしました。そこでフォトグラファーとしてやれることが早めになくなってしまったので、元々興味のあったエンジニアの部署に異動させて欲しいという希望をだし、プログラミングをはじめました。

ーどんな仕事をしていたのですか。

こうすけ:
HTMLやCSS、JavaScriptを使ってLPを作ったりしました。その後、独学でRubyのチュートリアルなどを勉強しました。

ープログラミングをやってみて、どうでしたか。

こうすけ:
今も昔もですが、ずっと難しいです笑。作ることは楽しいですし、完成させる達成があるので、モチベーションになっていますが、はじめたての時からずっと難しいなと思いながら作ってます。

基礎を改めて学び直したい。ペパボカレッジへ応募!

ーそこから2人はエンジニアとして働くと思うのですが、どうやって就職活動をしたのですか。

シモンズ:
僕はもっと勉強したいと思って、銀行を1年でやめて、東京に出てきました。

その後エンジニアのコミュニティに所属しながら、2,3ヶ月勉強したあと、転職活動をはじめました。

ー仕事を辞めて、東京に出てくるというのは一大決心だったと思うのですが、どんな心境だったのですか。

シモンズ:
仕事を辞めるリスクはあまり考えていなかったですね。むしろ、これまでやりたいことが見つからなかったので、チャレンジしてみたいと思いました。

学生時代は陸上に打ち込んでいたので、いざ就職となったときにやりたいことが見つからず、なんとなく「地元に貢献したいな」と思って、よくないのですがあまり深く考えずに、銀行に就職しました。

けどようやくやりたいことが見つかって、エンジニアになりたい気持ちが強くなりました。逆に始めるのが遅ければ遅いほどリスクが高くなると思って、早くやろうという感じで、東京に出てきました。

今思うと、仕事を辞めることより、転職活動のほうが大変でした。

ー具体的にどんな苦労があったのですか。

シモンズ:
やはり業務未経験なので、書類がなかなか通らなかったです。自分の中ではちゃんとしたポートフォリオを作ったつもりだったのですが、今思うと、未熟な面がとても多かったですね。面接にたどり着くのが大変でした。

ーそんな中、前職にはどうやって入るのですか。

シモンズ:
興味のある会社を探す中で、前職のCTOの方から、「未経験者の採用は厳しいけれど、社会人インターン枠としてなら受け入れができるかもしれない」ということで、面接を受けて、業務委託という形で入社しました。

ーこうすけさんは、前職にはどうやって入社するのですか。

こうすけ:
大学4年生のときに友人と会社をやっていたのですが、10月頃にその会社を抜けることにして、大学4年の10月から新卒としての就職活動をはじめました。

時期も時期ですし、ポートフォリオも大してなかったので、なかなか内定が出なかったのですが、いくつかのインターンを通してサービスを大きくしていくことに面白さを感じていたので、できれば自社でサービスを開発して運営している会社で働きたいという思いがありました。

その時に、1番最初にインターンをした前職の代表と仲が良く、就職活動をしていると相談したところ、「うちに来れば」と誘っていただき、入社しました。

ー新卒からエンジニアとして働いていたわけですね。そんな中、ペパボカレッジに応募しようと思ったきっかけを教えてください。

こうすけ:
前職では2年半ほどエンジニアとして働いていたのですが、新卒採用自体やっていなかったので、ほどんど研修がない状態で現場に参加しました。

働いている中、自社の開発は慣れていくうちにできるようになるのですが、幅広く体系的に学び直す機会が欲しいずっと考えていました。

そんな時にペパボカレッジの採用枠をみて、このタイミングで、しかも働きながら学び直せる機会があると知り、これだと思い応募しました。

ーシモンズさんは、ペパボカレッジにどんな想いで応募しましたか。

シモンズ:
僕も研修がついているのが、一番の魅力でした。こうすけさんと一緒で、基本的なところで学べていない部分もあり、自信がもてないところもあったので、研修があるっていうのがすごく魅力的でした。

ーちなみに、ペパボは知っていましたか。

シモンズ:
名前は知っていました。

こうすけ:
はい。新卒のときに受けて落ちています。笑

ーもう少し詳しく聞いてもいいですか。

こうすけ:
知ったきっかけは、昔新卒説明会で、社長がバンドやっているみたいなのがTwitterで話題になっているのをきっかけで知りました。

その後に、当時インターンした会社にペパボで働かれていた方がいて、さらに認識が強まりました。

シモンズ:
僕の場合、名前は知っていたのですが、LAPRASという転職サイトで、ペパボから足あとがついていて、そこからいろいろ調べていって会社のことも知りました。

ーペパボについて調べていく中で、魅力に感じた部分はありましたか。

シモンズ:
僕は「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」というビジョンが、すごくいいなと思って、惹かれました。

さっきの話に繋がるのですが、「エンジニアになりたい!」と思ったきっかけもインターネットだったし、様々なオンライン教材が充実していたおかげでエンジニアになれたので、インターネットの力って本当にすごいなと思っています。

またひろげるといった部分も、何か僕と同じ境遇の人たちが、どんどんチャレンジできる環境を提供したいと思いました。

こうすけ:
僕も企業理念やミッション、文化など、全体的な雰囲気があっていそうだと思いました。

あとオープンな文化の会社で働きたいと思っていたので、HRブログを見ていて、開示している情報が多く、中の人の働き方がわかりやすいなと思って応募しました。

面接の雰囲気はフランク。選考で実際聞かれた質問は?

ーペパボカレッジの課題や選考はどうでしたか。

シモンズ:
僕は技術的なアウトプット課題は、運良く前職で働いていた際に自分で作ったアプリケーションがあったので、それを提出したのであまり苦労はしなかったですね。

もう1つの「ペパカレを通してどういうエンジニアになりたいか、過去の経験や自分の思い・情熱を踏まえて説明してください」という課題は、HRブログやテックブログをかなり読み込んで、自分がやってきたことにマッチするように文章を作りました。正直、結構他の会社と比べてもかなり大変だった印象が強いですね。

面接では1次面接が技術面接で、これまでやってきたことや、エンジニアとして嬉しいと感じる場面、これからやっていきたいことなど聞かれました。2次面接は、ビジネス面に関する面接で、最終面接は、副社長の星さんで、楽しくいろいろお話させていただいたのですが、受かっているのか自信が持てず、めちゃくちゃ不安でした笑。

一次面接は流石に緊張しましたが、面接の雰囲気も良くフランクに話すことが出来て終始楽しかったです。

こうすけ:
僕も前職で作ったものや、転職について考え始めたときに簡易的なAPIを作っていたので、それを提出しました。

ペパボに入りたい気持ちを文章で提出する課題は、最初何を書こうか迷いましたがHRブログの中にも求める人物像は明確に書いてあるので、それに自分の経験を照らし合わせて文章を書きました。

少し時間がかかったのは覚えていますが、そこまで大変だった印象はないですね。ポートフォリオがなかった場合は、大変だったかもしれないですね。

僕は面接を受ける前にカジュアル面談をしていたので、面接ではあまり緊張せずに受けられました。一次面接では、提出した技術課題に対して、技術選定の理由など、技術的な観点から掘り下げて質問されたのは勿論ですが、ビジネス的観点からも「なぜ作る必要があったのか?」「どう作ろうと考えたのか?」と掘り下げて質問されたのを覚えています。

ただペパボの面接は参加人数が多くてもゆったり、こちらのペースに併せて質問してくれたので、落ち着いて面接に望めました。

そして僕も、最終面接後に「全然盛り上げられんかったから落ちたかも・・・」と思って落ち込んでました。笑

ーサービスとしては、「カラーミーショップ」を選んだと思うのですが、その理由は何かありますか。

こうすけ:
大規模かつ外部連携が多いサービスは、どんな風にAPIを作っていたり、連携しているんだろうというのを知りたかったので、志望しました。前職はあまり大きな規模の開発をしていなかったので、大規模開発に挑戦したい気持ちがありました。

あと、僕はフォトグラファーとしても活動していて、エンジニア以外の部分で商品写真の撮影や、開発以外の観点でも活かせる部分があると思いました。

シモンズ:
僕も大規模サービスに関わってみたかったのが1つです。あとは、EC事業部は地方の方にも使ってもらえるような施策を打っていたので、自分の地元でも使ってくれる人が増えたら嬉しいし、その開発に関われたらいいなと思って志望しました。

ーお二人とも晴れて内定となるわけですが、ペパボに入社を決めた理由を教えてください。

シモンズ:
やっぱり研修がついているというのが、先ほども話した通り大きいです。あとは優秀なエンジニアの方が多く、大規模サービスにも携われることが魅力的でした。

こうすけ:

ありがたいことにいくつか内定をいただけたのですが、フォトグラファーとしての動きもしやすい点などを考慮した上で、最後ペパボともう1社ですごく悩んでいました。

シモンズさんも言っていましたが、エンジニアの人数と安定性、あと今はエンジニアとして着実にキャリアを積みたいと考えていたので、ペパボを選びました。

昨年内定になり、ペパボカレッジで入社したメンバー

大変だけど、確実にやれることの幅は広がっている。入社後の研修や今後の意気込み

ー研修での思い出は何かありますか。

シモンズ:
研修はフィヨルドブートキャンプに参加して、2ヶ月程度学びました。


いざ参加してみると、フィヨルドのコミュニティの活発さに驚きました。質問をするといろいろな方が答えてくれるし、様々な読書会や勉強会が自主的に開催されていて、自分の行動次第でいくらでも学ぶ機会があるのは感じましたね。

あとは毎日日報を書いていて、そこで現役で活躍されているエンジニアの方からフィードバックいただけるところもすごくよかったです。ペパボでも、同じチームのかっさんがメンターをしてくれていて、いろいろフィードバックしてくれました。

併せて、カリキュラムが選択できたのも良かったですね。1年ぐらいエンジニアとして働いた経験があると、知っている部分ももちろんあります。僕の場合は前職でRailsをやっていたので、Railsのカリキュラムはやらずに、自分が足りてない箇所を補う形でカリキュラムを選択しました。

ーこうすけさんはどうでしたか。

こうすけ:
フィヨルドブートキャンプでの研修は、シモンズさんが言っていた通り、サポートが手厚くてすごかったです。

ただ自分の場合、研修中にアウトプットの機会があまり組み込めなかったので、もう少し増やしてもよかったかなと反省しています。実務に入ってからアウトプットはいくらでもできるので、インプットメインの方針にしました。しかし、アウトプットしないと、結局どれぐらい自分が成長できているのかという実感がなかなか実感湧きづらかったので、その点が少し反省点かもしれないですね。

ただ、幅広く学び直したかったという最初の目標通りに、一通り触れることができたので、よかったです。

あとペパボのメンターとして、はらしょーさんが​​ついてくれていたのですが、ただただ優しくて、オンボーディングもすごく丁寧にやっていただけましたし、実務や社内の制度などについても、わからないことは聞けばわかりやすく説明してくれて、特に何も不安なかったので、とても感謝しています。

ー改めてペパボに入って働いてみて、今の気持ちを教えてください。

シモンズ:
やっている業務はやっぱり大変ですね。いろんなドメイン知識が求められるので、大変なのですが、やれることの幅がどんどん増えていっている感覚があるので、それは嬉しいです。

あとはエンジニアの人数がとても多いので、さっきこうすけさんもおっしゃっていたのですが、アウトプットなり、いろいろな面で積極的に関わっていかないと「あの人だれだ?」といったことが起きると思うので、その辺は存在感を出していけるように、やっていきたいなと思っています。

こうすけ:
やっていきの文化が強いので、「これやってみたいです」と言ったら、「やれやれ!」と言った形で、等級関係なく、意見が出せたり、挑戦できたりします。他にも、困っているときは、みんな手を差し伸べてくれるので、働いていて不安がないです。

あと、入社してすぐにフォトグラファーとして撮影に行くことがあり、有休をいただいたのですが、嫌な顔を一切されず、むしろ「行っておいで」「頑張ってね」と言ってくれて、そういった面でも働きやすくて、すごくありがたかったですね。

それ以外だと、これまで関わっていたサービスと比べて、サービスの規模が大きく関わる人も多いので、意思決定に時間がかかったり、検討しなければいけない要素も増えるのですが、しっかりと考えながら、サービス開発をするのは大変なところでもあり、楽しいところなのかなと思っています。

今後のやっていきとしては、コードのアウトプットが少ないと思っているので個人開発など業務時間外でもガシガシコード書いていきたいです。

シモンズさんが業務内容について書いたテックブログもありますので、ぜひご覧ください。

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