成長につながり、働くモチベーションをアップさせるペパボの評価制度

自己紹介

名前 堀越優希(ほりこしゆうき)
あだ名:ほりゆう
Twitter:@yuki82511988
簡単な自己紹介文:
2022年7月入社 SUZURI事業部のエンジニア。元高等学校の国語科の教員。エンジニアとしては3年目です。マジックが趣味で自身もクリエイターとして活動する中でペパボに興味を持ち、入社しました。今はダイエットを頑張っています。

はじめに

はじめまして、SUZURI事業部エンジニアのほりゆうです。オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」の開発に関わっています。

SUZURIの開発にはさまざまなチームが存在しており、私は使ってくださるユーザーさんの数を増やしていくことを目標に、さまざまな機能を開発するチームに所属しています。SUZURIは好きなクリエイターさんのグッズを購入したり、イラストや写真から簡単にグッズを作ったりすることができる楽しいサービスなのでぜひ一度使ってみてください。

さて、私は学校の教員から一般企業に転職し、その後エンジニアへとキャリアを変えていきました。GMOペパボはエンジニアとして2社目になります。ペパボで約半年間働いてみて、先々月に初めての評価がありました。この評価にとても納得でき、また仕事へのモチベーションにもつながっていると感じることができたので、なぜそう思うのかアウトプットをさせていただきます。
この記事がこれからペパボを志望する方や評価制度に関心があるかたにとって、少しでも参考になれば幸いです。

仕事と評価に関する自分の考え

これまでも学校、民間企業を経験して複数の評価制度による評価を経験してきました。どの場所でも評価制度の設計には苦労をされていて、自分も被評価者として改善のフィードバックを行なっていました。エンジニアになってからも、他の企業に勤めるエンジニアと評価制度について話すことがあり、さまざまな意見交換を行いました。

よく話題に挙がるのは、以下の内容です。

・頑張った分を正当に評価してほしい
・期待を上回る結果が出ていると評価されたら昇給してほしい
・評価の基準を明確にして、納得のいく評価をしてほしい
・適切なフィードバックをしてほしい…など

この内容のように、評価制度に関してよく話題に挙がるのは頑張ったことへの正当な評価や、納得のいく評価についてだと思います。

ここで自分の考えを述べると、私は根底に「成果を出した人が報われる評価制度であってほしい」という思いを持っています。この報われるというのはまさに評価のことで、成果を出したことが、明確な基準で評価され、それが仕事として会社にもプラスになっている状態が望ましいと考えています。

ペパボの評価制度

では、ペパボの評価制度はどのような内容なのでしょうか。

執筆時点のペパボの評価制度では、4等級までの被評価者は大きく分けて次の3つの軸で評価がされます。

・作り上げる力
・先を見通す力
・影響を広げる力

引用「ペパボのエンジニア研修2021がはじまっています – Pepabo Tech Portal」

等級という全社共通の役割および求められる能力レベルによって、ひとつひとつの細かい内容は変わってきますが大きく分けてこの3つの観点です。

さらにこの3つの観点は、次のように細分化されます。

・作り上げる力:「専門力」「完遂力(量)」「行動力(早さ)」
・先を見通す力:「予見力」「課題抽出力」「改善力(質)」
・影響を広げる力:「フォロワーシップ」「主体性」「影響力」

この9つの分解した要件に基づいて、自分が半期何をしてきたかをまとめて評価してもらいます。

評価は半年に1回行われるのですが、いきなり評価資料を書いて提出するわけではありません。評価が始まる期間の最初の月に「目線合わせ」という今期どのように過ごしていくかをまず相談します。等級を上げる目標で頑張るのか、現状維持を確実にしていくのかなど、パートナーのそれぞれの状況に合わせて今期の方針を決めます。

目線合わせ後は、毎月上長と1on1を行って自分の状況を相談します。人によってはもう少し頻度が多い方もいらっしゃるかも知れません。例えば自分の場合、今期は等級を上げられるようさまざまな活動を行なっているため、その相談として毎月1回以上に1on1の回数を増やしてもらっています。このように気軽に1on1を行える環境も特徴の1つです。

また、エンジニアの場合は評価者として上長が2名つきます。技術面をエンジニアとしての観点で評価するエンジニアの専門職上長と、自身が取り組んだ、会社・チームの方向性や組織的な取り組みに関して評価する所属上長です。評価項目を分担して、両者の視点からそれぞれの9つの分解した要件を評価してくれます。

どのようなモチベーションにつながったのか

このような評価制度によって最初に挙げた悩みを払拭できています。

・頑張った分正当に評価してほしい
エンジニアとして頑張った分は専門職上長が評価してくれて、会社・チームの方向性や組織的な取り組みに関しては所属上長がきちんと評価してくれました。

・期待を上回る結果が出ていると評価されたら昇給してほしい
評価に応じて昇給できました。

・評価の基準を明確にして、納得のいく評価をしてほしい
先述した通り、ペパボの評価基準は明確なので納得感がありました。

・適切なフィードバックをしてほしい…など
1on1での定期的なフィードバックに加え、半期ごとに評価についてのフィードバックももらえるので次にどうアクションするべきかが明確になりました。

エンジニアとして頑張った分は専門職の上長が評価してくれて、その他影響を広げる力などで全社向けに頑張った取り組みも所属上長がきちんと評価してくれます。また、人材育成方針の軸から作成された3つの項目、その項目から分解した9つの要件という厳密な評価基準のもと納得した評価が行われ、評価によってちゃんと昇給もします。定期的な1on1でフィードバックもいただけるので、不満がありません。

どのようなフィードバックをもらって、自分の成長につながったかの具体例を挙げます。

1on1で上長から「今の等級の改善力という評価項目に関しては、業務範囲の中において課題を抽出して改善できるということを被評価者に期待します。作業の全体感がわからないタスクに取り組む際は、まず細かく掘り下げて最初に改善すべき課題を明確にすることが大事です。」という要旨のフィードバックをもらいました。

その後、自分が経験の浅いフロントエンドの実装をすることになった際、まずタスクを細分化して悩んでいるポイントを明確にしました。具体的には、SEOの施策で沢山のページの実装を修正する必要があったのですが、そもそもページで再利用されているコンポーネントの設計から見直すべきではないか?と最初に考えました。

そこで、Reactが得意なチームメンバーに実装をする前に相談し、既存のコンポーネントそのものを改善して長期的に変更を加えやすい保守性を意識した良い実装を行うことができました。

この取り組みは、その後の最終評価でポジティブに評価していただくことができました。

このように、評価制度や仕組みに納得してモチベーションがアップするだけではなく、この評価制度をもとに自分で目標をかかげ、達成していくことでエンジニアとしても自然と成長できることが非常にありがたいなと感じました。成長をしてそれが評価として反映され、等級が上がるとまた次のレベルの成長が待っているのでモチベーションを維持しながら仕事をすることができます。

まとめ

エンジニア経験者として転職する際に、重視していた項目の1つが評価制度でした。ペパボの評価制度はこれまでの経験上とても整っており、それを支える1on1や昇給の仕組みもきちんと整備されているとあらためて感じました。

読んでいただきペパボの評価制度に魅力を感じた方、ぜひ一緒に働いてみませんか?

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