ペパボ新人事制度について

こんにちは。GMOペパボHR統括部の前田です。

2020年1月よりペパボの人事制度が新しくなりました! そこで人事制度改定の背景やどこがどんな風に変わったのかについてご紹介します。

制度改定の背景

今回改定を行った制度は、①等級制度②評価制度③報酬制度の3つです。

これらはパートナーにも会社にも大きな影響を与える制度なので、HR統括部に加え、執行役員VPoEの柴田さんとデザイングループマネージャーのこたろっくさんの両名にも協力を仰ぎ2018年末頃から改定準備をはじめました。

このタイミングで制度の改定を行った背景は、3つあります。

1つ目は「ペパボ及びペパボで必要な人材像の変化」です。以前の人事制度が導入された2008年当時は、少人数で多くのサービスを運営していたため、ペパボでは、ジェネラリストが求められていましたが、サービス規模が拡大し技術やテクノロジーがより高度化する中で、求める人材像はスペシャリストへと変化していきました。

2つ目は「働き方の多様性」です。2018年からは育児・介護をされるパートナー向けの在宅勤務制度や正社員パートナー向けのフレックス制度の導入を実施してきました。このように働き方改革が進む中、今後も時間や場所に縛られない働き方は進んでいくと想定しています

そのため、今よりも在宅勤務を行う人や機会が増え、上長がオフィスで直接パートナーの様子を見ることができなかったとしても、エンゲージメントを高められる仕組みや、きちんと評価を行える仕組みが必要だと考えました。

3つ目は「採用市場の変化」です。採用環境が年々激化し、それに伴い市場賃金が上昇していることを受け、2019年1月に特に採用が激化しているシニア以上のエンジニア職については、他の職種や等級に先駆けて、給与の下限値を上げました。一方で、それ以外の職種や等級においても対応が必要だと考えていました。

何が変わったのか

1)人材育成方針の新設

人事制度のベースとなる方針を作り、この制度を通じてペパボが求める人材像を明確化しました。

2)マネジメントラインの新設

今回の改定で管理職を目指したい人がキャリアプランを描きやすいよう、マネジメントラインを新設しました。

またエンジニア職およびデザイナー職においても、部門ごとの技術をリードしマネジメントの一部を担う役職を新設しました。

3)全職種共通の等級要件を新設 

等級要件は、評価者となるマネージャーや専門職上長については認識ができていたものの、細分化、明文化されていなかったので、パートナー側が正しい認識をしづらい状況がありました。

そこで、人材育成方針を元に人材要件を「作り上げる力」「先を見通す力」「影響を広げる力」の3つに定め、それを軸に全職種共通の等級要件を新設しました。期初には上長と面談を通じて要件の目線合わせを行います。

これにより、パートナーにとっては自身の等級で何が求められているのか、キャリアアップするためにはどこを伸ばせばよいのかが明確化し、また上長にとってはパートナーの成長を支援しやすくなりました。

4)等級要件をベースに評価、評価資料を全社にオープン化

評価については、目標達成の度合と各等級毎に定められた、要件に対する達成程度で評価を行っていましたが、全社共通の評価基準がなかったため、部門間で評価の偏りが生じてしまうことが課題でした。

そこで、これまでの評価制度を廃止し、今回新設した等級要件をベースに評価を行うことにしました。評価は等級要件の充足程度に応じて1項目1~5点の範囲で評点を行います。

評価を誰が行うか、という点については、エンジニアとデザイナーは専門職上長と所属部署の上長が、それ以外の職種は所属部署の上長が評価を行います。

また、評価資料はオープン化を進めるべく、GHE の pull request 機能を用いて評価プロセスを進めることにしました。自己評価を行う際には、点数だけでなく「なぜこの点数にふさわしいのか」についての言語化も求められます。

普段GHEの pull request 機能を使用することが少ないCSや管理部門のパートナーにとっては慣れない事も多く大変ではありますが、これは社長のケンタロさんが提言するところのテックカンパニー化を意識しての試みでもあります。

5)報酬体系をシンプル化し、等級の下限額を引き上げ

報酬体系については、今回の改定を機に各種手当を廃止してシンプル化し、等級の下限額を引き上げました。例えば、新卒(ルーキークラス)においては、エンジニア職で月額30万円、その他職種で月額28万円に引き上げています。

なお報酬については、等級ごとに月収の下限と上限の幅を設けていて、人事評価の結果に基づき報酬額が決まります。

常に会社やパートナーの最善を考える

ペパボの新人事制度は、2019年11月の全社説明会と12月のプレ運用を経て、今年1月より本稼働がはじまりました。人事としては制度の運用ばかりに心を奪われないよう、常に会社やパートナーの最善を考えながら、パートナーの成長支援を行っていきたいと考えています。

ペパボでは、カジュアルに面談できるペパランチョンや各種ミートアップも随時実施しています。今回の人事制度の内容もお話していきますので、興味のある方は気軽にご参加ください!