技術的なアウトプットを推進し、コミュニティをひろげていくDeveloper Relationsチームのチャレンジ

今年7月にチーム体制の見直しがあり、再スタートを切ったDeveloper Relationsチーム。

技術責任者のけんちゃんくんさんと、専任メンバーとしてチームをリードするボブさんに、チームのミッションと募集中のエンジニア採用担当についてお話を聞きました。

自己紹介

髙橋 健一(たかはし けんいち)
あだ名:けんちゃんくんさん
所属:CTO室技術責任者
Twitter:@kenchan
趣味:最近はメトロシティでストリートファイトをしています。

梅谷 敦(うめたに あつし)
あだ名:ボブ
所属:CTO室Developer Relationsチーム
Twitter:@ume3_
趣味:読書(図書館3つ使っています)

技術的なアウトプットを推進し、コミュニティをひろげていくために生まれたチーム

ー Developer Relationsチーム発足の経緯を教えてください

けんちゃんくんさん:

GMOペパボのDeveloper Relationsチーム(以下DevRelチーム)は2022年10月に発足しました。それまでは、VPoEが技術広報活動や社内向けの支援の責任を担っていましたが、その業務を切り出してチームを作り、組織として持続可能にすることが目的でした。

GMOペパボに限らずWebサービスを提供する多くの会社は、オープンソースコミュニティ成果を活用してサービスを提供しています。当社としてもオープンソースコミュニティへ様々なかたちで支援を続けていきたいと考えており、技術的なアウトプットもその一環として推進しています。また当社のホスティング事業やEC事業においては、エンジニアやデザイナーのクリエイターコミュニティも重要だと考えています。そういった、サービスの周囲にあるコミュニティの活性化を推進したかったというのもチーム発足の背景になっています。

ー チーム構成を教えてください。

ボブさん:

一年前のチーム発足時には兼任者3名でスタートしましたが、その後2023年1月に私が専任となりました。そして2023年7月に技術責任者のけんちゃんくんさんが加わって、体制の見直しがあり、現在2名で構成されています。

- DevRelチームのミッションと目指す姿は?

けんちゃんくんさん:

Developer Relationsという言葉は、パブリッククラウドや開発者向けのサービスを提供している企業が、自社サービスの利用者である開発者との良好な関係を築くための活動を、組織として推進するために生まれたと理解しています。

私たちも開発者向けのサービスを提供していますし、ユーザーにも開発者はたくさんいらっしゃいます。最終的には、そういった方々も含めたコミュニティの形成を担いたいというところから、DevRelチームを名乗っています。またそれと同時に、GMOペパボの中の人のことをより多くの人に知ってもらいたいという気持ちも強くあります。そのため、現在はペパボの技術的なアウトプットの総量を増やす、ということを直近のミッションとして活動しています。

エンジニアとの接点を増やし、採用につなげていく

- DevRelチームの仕事内容を教えてください

ボブさん:

DevRelチームの仕事内容ですが、まず大きく分けて「技術広報」と「エンジニア支援」の側面があります。そして結果として「採用」にも関わっています。
「技術広報」においては、エンジニアイベントにDevRelチームが参加したり、GMOペパボ主催イベントの企画・運営を担っています。

そして「エンジニア支援」においては、テックブログの執筆支援が挙げられます。エンジニアのテクニカルライティング向上のためのサポートを行ったり、GMOペパボのエンジニアの技術コミュニティへの参加促進をしています。

そういった大枠の中から結果として、「エンジニア採用」という部分にも関わるチームとなっています。エンジニア採用自体が結果的に色々なエンジニアと繋がる接点になると思いますので、DevRelチームとしてはその接点を増やす活動をしていきたいと考えています。

- 他部門や現場エンジニアと連携することも多いのではないかと思いますが、どのような関わり方をしていますか?

ボブさん:

採用においては現場エンジニアとの連携が欠かせませんね。
採用を検討している部署と連携しながら物事を進めるという機会はよくあります。

例えば部署と毎週ミーティングを行い、「こういった方を採用したいよね」とか「こういった技術スタック及びスキルの人が欲しいよね」といった相談にのったりサポートをしたりしています。具体的には、ダイレクトリクルーティング(スカウト)や求人票の見直しなどを行っています。またカジュアル面談も採用において必要になってきますので、面談を担当するパートナーに対して、相手に合わせたアプローチをしていきたいという提案を行ったり、連携を取ったりすることもあります。

現場エンジニア以外ですと、イベントのノベルティグッズ等作る際に、人事やデザイナーと連携しながら進めています。

- DevRelチームで働くうえでのやりがいを教えてください

ボブさん:

エンジニアを支援できる点が魅力的で、やりがいになると思っています。例えばイベント企画では、登壇するエンジニアの支援を行い、その結果としての成長を見届けることができる点がやりがいです。結果的にそれがWeb業界やIT業界全体を盛り上げることに繋がるので、そういったイベントやコミュニティと接点を持つことを楽しみながらやっています!

採用の面でも様々なエンジニアの方々と交流することができるので、そういった点で魅力を感じる方のやりがいに繋がると考えています。

けんちゃんくんさん:

ボブさんのおっしゃる通り、エンジニアの方々と接点を持てるというのは非常に魅力的なところだなと思っています。 特に社内だけではなく、社外のエンジニアの方とも関わる機会がとても多くなると思います。

もちろんGMOペパボの中にも色々なエンジニアがいますが、会社を超えて色々なエンジニアの方と触れ合って、それぞれの良さや、GMOペパボのエンジニアの良いところを改めて認識できるということが、DevRelチームで働く上で面白いところかなと考えています。

- 課題に感じていることはありますか?

けんちゃんくんさん:

DevRelチームは2022年10月に発足したチームということもあり、まだまだ組織としては試行錯誤を続けています。課題が山ほどあるので、何かをやれば新しい課題が見えてきて、それを解決するというような毎日になっています。

最近はメンバーが専任になった一方で、数は減ってしまっているので、特に採用という部分に関しては手薄になってしまっています。ここに関しては、各事業部のエンジニアの協力を得ながら施策を進めているところですが、まだまだ課題があるなと考えているところです。

ボブさん:

Developer Relationsにおける色々な側面がある中で、デベロッパーサクセスの課題についてですが、コミュニティへの参加支援が必要だと感じています。アフターコロナでオフラインとオンラインのハイブリッドな形での技術者交流が主流となりつつある中で転換点を迎えていると感じています。

もちろんそれぞれのメリットはありますが、オフラインならではの交流からエンジニア交流が生まれてきたという歴史もあるところから、我々としても社内のエンジニアにもっと参加していただけるような後押しが必要だと考えています。

自社主催はもちろん、他社とのコラボレーションイベントに対しても積極的に取り組んでいく姿勢で、イベントに参加する人やアウトプットをどんどん増やしていきたいと考えています。

コミュニティに関わり、データから新しい手法を見出していくエンジニア採用担当

- エンジニア採用担当を募集していますが、期待したい業務などはありますか

けんちゃんくんさん:

エンジニア採用に限らず、専門職の採用においては採用活動そのものの専門性が高まっているように感じています。例えば、デザイナーやプロダクトマネージャーのような職種において高い技能を持っている方を採用するのも、かなり難しくなっています。

エンジニアも同様で、画一的なやり方ではなかなか優秀な人材を採用することは難しくなっていることを日々実感しています。エンジニアならではの採用活動において、専門性を持って結果を出してくれる方を期待しています。

ボブさん:

ダイレクトリクルーティング(スカウト)などがエンジニア採用において主流になっている側面もありますが、そういった手法に限定せずに、データから新しい手法を検討するなど、様々な定性・定量面から分析を行い、実際にアクションまで落とし込める方を求めております。

採用全体を見て、どこにボトルネックがあるか、何の改善ができるか、そういった目線感を持っている方を期待しています。

- 一緒に働きたい、と思う方について教えてください

けんちゃんくんさん:

GMOペパボではわたしたちが大切にしている3つのことがありますが、パートナーみんなが本当に大切にしていると日々感じています。Developer Relationsにおいては、「みんなと仲良くすること」が前提になります。職種や専門性を問わず、みんなと仲良くすることを本当に大切にしてくださる方と一緒に働きたいと思っています。

ボブさん:

人とWeb業界そのものが好きな方が向いていると思います。

そういった情熱を持ちつつも、人と接するにおいて冷静な対応も必要な立場になってきますので、データという部分から客観的に意思決定ができる側面も重要です。

さらに様々な部署やエンジニアとの連携が必要ですので、わたしたちが大切にしている3つのことを体現していただける方だと力を発揮できると思います。

- 最後に一言お願いします!

けんちゃんくんさん:

募集要項の必須条件条件として下記3つを挙げていますが、特に2つ目の「コミュニティへの参加経験」が重要と考えています。

・事業会社または人材紹介会社における採用施策の実務経験

・コミュニティへの参加経験

・エンジニア採用担当としてキャリアを築いていきたい方

エンジニア採用担当やDeveloper Relationsという専門分野においても、最近は多くのコミュニティができているように思います。そういったコミュニティにこれからも関わっていきたいと感じている方が、次の活躍の場としてGMOペパボを選んでいただけると嬉しいです。ぜひご応募お待ちしています!

現在募集中の求人