就活は「受験」じゃない。先輩デザイナーとの壁打ちで見えてきた、ポートフォリオの本質 ―「GMOペパボ 夜のポートフォリオ相談室」開催レポート

「ポートフォリオ、誰かに見てもらいたいけど、未完成のものを見せるのは怖い…」
「すごい実績がないと、相手にされないんじゃないか…」

就職活動中、そんな不安を抱えている学生さんは多いのではないでしょうか。
GMOペパボでは先日、そんな皆さんの背中を少しでも押せればと、新卒採用イベント「夜のポートフォリオ相談室」を開催しました。

『GMOペパボ 夜のポートフォリオ相談室』を開催します | GMOペパボ株式会社

今回はオンライン開催とし、12月中旬の平日夜、18時から20時の間に予約枠を設定。Google Meetを使用し、先輩デザイナーと1on1でじっくり対話できる場を用意しました。

参加してくれた学生さんたちが持ち帰ってくれたのは、単なる修正リストだけではありません。具体的なフィードバック事例とともに、イベントを通じて見えてきた「GMOペパボが考えるポートフォリオの本質」についてレポートします。

審査員ではなく、先輩デザイナーとして対話を

今回のイベントで私たちが一番大切にしたかったのは、先輩デザイナーとしての距離感でリラックスして相談できる空気感、そして現場のデザイナー視点での対話を通じて何らかの気づきを持ち帰ってもらうことです。(そうした想いから「相談室」というタイトルになったりしてます…!)

イベント後のアンケートでは参加した学生さん全員が「リラックスして参加できた」と回答。さらに、「イベント満足度」「友だちに勧めたい度」ともに、4段階評価で平均3.94という高評価をいただきました。

当日は、簡単な挨拶もそこそこに、早速画面共有をしてもらいポートフォリオの相談がスタート。 1on1だからこそ周りの目を気にせず、制作の悩みや意図について深い話ができました。

実際にどんなアドバイスがあったのか

GMOペパボのデザイン組織には、「デザインとは、前提に問いを立て、理想を描き、それを実現するために物事を形作る行為」という共通言語があります。

だからこそ、表面的なアウトプットの美しさだけでなく、その裏にある思考のプロセスについての話題が多く挙がりました。

ここでは実際のアドバイスから見えてきた、ポートフォリオ作成のポイントをいくつか紹介します。

Case 1:事実の羅列ではなく思考を見せる

先輩デザイナーからのアドバイス: 単に「アンケート結果」などの事実を載せるのではなく、以下の流れを意識してみてください。

  1. Why:なぜその調査をしたのか(目的)
  2. Insight:そこから何に気づいたのか(発見)
  3. Action:その結果、デザインをどう変えたのか(行動)

特に、「最初はこう思ったが、調査の結果違ったのでこう修正した」という思考の転換点―仮説検証のプロセスこそが重要です。

綺麗な結果だけでなく、泥臭い試行錯誤の過程こそ、私たちが評価したいポイントです。

Case 2:捨てた案こそが、意思決定の証明になる

相談内容: 最終的なデザイン案は載せていますが、そこに至るまでの検討過程が薄いと言われます。

先輩デザイナーからのアドバイス: 採用した案だけでなく、「検討したが不採用にした案(ボツ案)」と「なぜそれを捨てたのか」という判断基準をあえて載せてみましょう。

「なんとなくこれにした」ではなく、「複数の選択肢から、根拠を持ってこれを選び取った」という意思決定のロジックが明確になります。

Case 3:過去の作品は「今の自分ならこう直す」で価値になる

相談内容: 1〜2年前に作った作品のクオリティに納得がいっていません。載せないほうがいいでしょうか?

先輩デザイナーからのアドバイス: 過去の作品をそのまま載せるだけでなく、「今の自分ならこう改善する」を形にしたブラッシュアップ版を追加で作成して載せてみてはいかがでしょうか?

過去の自分を客観視し、修正案を出せること自体が、確かな成長の証です。 課題をやりっぱなしにせず、より良くしようとする姿勢は大きなアピールになります。

私たちがこの時間で大切にしたかったのは、作品の良し悪しを決めることや、一方的な「添削」ではありません。 悩んでいるポイントや意図を言葉にしてもらい、一緒に考えを整理していく「壁打ち」の時間です。 この壁打ちを通じて、自分自身でも気づいていなかった自分の強みや軸を言語化していくプロセスこそが、私たちがポートフォリオ相談室の時間を通して提供できた価値だったように思います。

「就活=一方的な評価」だと思っていませんか?

ある学生さんは、今回の相談を通じて大きな気づきを得たようです。 イベント後のアンケートより、感想を一部ご紹介します。

「今まで、デザイナー就活を受験同様にクオリティや提案内容で評価されていると感じていましたが、持っている資質や性格、制作への向き合い方などが自社に合っているかどうかを見られているんだと気づくことができました。 自分では感覚的に行っていたデザインの判断も、他者に伝える場では意図や背景を整理して説明することで、初めて魅力として伝わるのだと実感しました。

ポートフォリオ作りにおいて、多くの学生さんが完成度やスキルの高さを見せなければと焦ってしまいます。しかし、私たちは実はそれだけでなくカルチャーマッチを重視しています。

どんなことに課題を感じるのか? どんな姿勢でモノづくりに向き合っているのか?

スキルセットの羅列だけでは見えない、あなたの人となりやデザインへの熱量が、GMOペパボのカルチャーとどう響き合うのか。私たちはそうした視点でのマッチングを大切にしています。

まずは「話す」ことから始めてみよう

アンケートでは、大変嬉しいことに参加者の100%が「今後も定期開催してほしい」と回答してくれました。 次回の開催は未定ですが、こうした機会を通じて、今後も多くの学生さんと出会いたいと考えています。(もしやるなら3月か4月あたりかな…)

「まだ自信がないから…」と一人で悩み続けるよりも、まずは私たちと話してみませんか?

あなたの頭の中にあるアイデアや、制作の背景にある意図こそ、私たちは聞きたいと思っています。もしまた機会があれば、ぜひ気軽に参加してください。

あなたならではの視点に出会えることを、GMOペパボのデザイナー一同、楽しみにしています。

最新情報はぜひこちらをご覧ください!

GMOペパボ株式会社 新卒採用サイト

今月2月19日には、オンラインイベント「ポートフォリオのつくりかた ─ 編集とデザインの視点から presented by GMOペパボ」を開催します。

https://connpass.com/event/380791

デザイン専門誌の編集長を歴任し『作品集のつくりかた』などの著書を持つ宮後優子さん、デザインストラテジストとして、デザイン経営・事業開発・ブランディングの支援など幅広く活躍する大﨑優さん、そして受託制作/事業会社・オフライン/オンライン幅広く制作事例を見てきたGMOペパボの関口裕。3人のベテランが「編集」と「デザイン」の視点から、ポートフォリオについてざっくばらんに語ります。

豪華3名のベテランのトークをラジオ感覚で気軽に聴けますので、ご都合が合えばぜひ覗いてみてください

27卒デザイナー職のエントリー受付中!

GMOペパボでは27卒デザイナー職のエントリーを受付中です。私たちとデザインで「もっとおもしろくできる」を体現する仲間を募集しています!

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