新広報体制スタートで考えた「オンライン広報のはじまり」

みなさん初めまして!GMOペパボ 社長室 広報チーム マネージャー 岡野かよです。

私がペパボ初の専任広報として入社して早15年。ここ数年は広報を離れ、直接事業に携わったり他社とのアライアンスやesportsなど、新たな取り組みにチャレンジしたりしていましたが、今回縁あって再び広報の職に戻ることになり、同時に新しく広報チームという組織を作りました。

今年はこのコロナ禍で、広報としてはメディア取材をなかなか獲得しづらい状況が続いていました。そしてGMOペパボでは2020年6月より、リモートワークを基本とした新しい働き方を採用し地域を問わない人財採用をはじめていることもあり、これからはコロナ禍などに関係なく、遠隔地同士をつなぐ広報手法を取り入れなければならないと考え、どこにいても取材対応や登壇、イベント運営ができる体制づくりに乗り出しました。

今回はポストコロナ、ニューノーマルに備え、ペパボ広報がはじめたことを3つ紹介します。

 現在ペパボ広報で手掛けているのはこちらの3つです。

  1. オンラインミーティングキットの準備
  2. オンライン完結型取材の推進
  3. オンラインイベント運営の簡素化・効率化

早速、それぞれを簡単に説明します。

ハイスペック機材の提供でパートナーのオンラインでの魅力を最大限に!

コロナ禍では、ペパボのパートナーにオンラインでの取材や登壇の依頼がくるケースが各段に増えました。ペパボではオンラインミーティングも日常的に実施していますし、“オンラインで話す”という点ではペパボのパートナー全員が対応できる環境にあります。しかし、画質や音質、という点ではパートナー間で大きな差がありました。

たとえばこの執行役員 福岡支社長 永椎さんとのミーティング画面をご覧ください。meetとは思えない絵ヅラ!

執行役員福岡支社長の永椎さん

その画質を初めてオンラインミーティングで見た時、思わず「え?情熱大陸ですか?」と言ってしまったほどのクオリティです。

(永椎さんの高画質リモート環境をもっと知りたい!という方はぜひこちらのブログをご覧ください)

オンラインセミナーといった場でのザラっとした低画質の画面や聞き取りづらい音声は、視聴者側のストレスになります。せっかくの取材や登壇の機会では、本人の魅力を最大限お伝えできる環境を整備したい!と思い立ち準備したのが、パートナーに貸し出すことのできる取材・登壇用オンラインミーティングキットです。

さすがに一眼レフは各自セッティングしてもらうのが困難なため、簡単操作で使用できる高画質ウェブカメラとマイク、ライトを一式キットにしました。

こちらをいつでもパートナー向けに送れるよう、ハードケースに入れてスタンバイしておきます。 

実際にキットを利用して臨んでもらったイベントでは、これぐらいの見やすい画質で配信できました! 

画面下に明治の偉人がいますが、気にしないでください…

テレビや雑誌のオンライン取材時も、画質・音質の良さが各メディアさまに好評です!

露出機会を逃さない!場所や条件を問わない取材対応体制

毎年恒例の「カラーミーショップ大賞」は今年初めて、オンライン開催・オンライン取材となりました。人が集まるイベント開催が困難な現状では、囲み取材と呼ばれるような複数メディアを同じ場所に集めて取材してもらうことももちろん難しく、しかしオンラインイベントだからといって掲載本数を減らしたくない!という広報の熱意のもと、オンライン囲み取材を実施しました。

広報チームの一員であるせなちゃんが、詳しくわかりやすく記事化してくれているのでぜひご覧ください!

結果、昨年よりも多い22メディアの獲得に成功しており、早々に嬉しい結果が出ました。

思い立ったら即アウトプット!を可能にするイベント運営サポート

今年は、オンラインでのアウトプットが最も活発になった年ではないでしょうか。ペパボでは「わたしたちが大切にしている3つのこと」として“みんなと仲良くすること”、“ファンを増やすこと”、“アウトプットすること”の3つを掲げていますが、オンラインで何かを発信できる環境をあらかじめ整備しておけば、パートナーがオンラインで何かアクションを起こしたい、と考えた時に、すぐに形にできると考えました。

ペパボも共同事業者として運営に携わっている福岡のスタートアップ支援施設FGN(Fukuoka Growth Next)の運営者として活躍している社長室の仕田原さんを中心に、機材の調達から各種マニュアル整備、オンラインイベントのノウハウ共有などを準備中です。

この準備が整えば、少人数のミーティングから数百人規模を集めるオンラインイベントまで、私たち社長室のメンバーに相談してもらえれば、各部署の仲間が複雑な機材や人員確保に悩むことなく、すぐに日程調整がはじめられるようになります。

この取り組みのパイロット版として私たちが手掛けたイベントでは、国内の5カ所にいるパートナーを繋いでスムーズにイベントが進行できたこと、イベント自体の参加者満足度とエンゲージが非常に高かったことで私たちの自信にもなりました。

このイベントはYoutubeでアーカイブが見られますのでぜひご覧ください!

以上、新しいオンライン広報という形を模索しながら、ペパボ広報がはじめた3つの取り組みを紹介しました。今後どういった状況になるかが掴めない中で、どんな環境や条件でもパフォーマンスを発揮できるしなやかな広報体制を構築していきたいと考えています。

新しい広報や新しいアウトプットの形については、ずっとずっと考え続けると思いますので、社内外のみなさんと積極的に情報交換やディスカッションできたらうれしいです。Twitter@kayopまでぜひコメントください!

書いた人

岡野 佳世(おかの かよ)
あだな:かよっぷ
Twitter: @kayop
社長室 広報チーム マネージャー。いつも息子と一緒にゲームを楽しんでいます。息子はメキメキ上達していくのに私は一向に上手くなりません。一人の時は料理を作るゲームで行列をつくるお客さんにひたすら料理を提供しています。