GMOペパボの2022年12月期通期決算 振り返りと注目ポイントをご紹介!

書いた人

金子 まどか(かねこ まどか)
あだ名:まどか

Twitter:@Madoka_Chan88

経営戦略部 経営企画チーム 

好きなものはお酒と漫画とカレーととんかつ

最近嬉しかったのは、日記の連続更新数が400日を超えたこと。継続は力!

ペパボのことを業績の点からも知っていただくために、決算のポイントを定期的に情報発信しています。前回の記事はこちらから!

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GMOペパボの2022年12月期第3四半期決算 振り返りと注目ポイントをご紹介!

①2022年12月期通期 決算サマリー 

  • 消費動向の変化によるEC関連サービスの苦戦が続くも、ストック型ビジネスが堅調で売上高は過去最高

2022年12月期はリオープニングに伴う消費動向の変化を受け、SUZURIやminneといったフロー型ビジネスが伸び悩みました。

一方で、ホスティング事業は価格改定の効果を受けて好調に推移しました。また、金融支援事業については、請求書買取額が拡大しました。

利益面では、主に第2四半期に実施したSUZURIのテレビCMのプロモーション費用の増加により、前年比で減益となりました。

②2023年12月期 見通し

  • FREENANCEの成長が業績を牽引見込み、デジタルコンテンツなどの非物販ECへの挑戦を開始

2023年も、資源・エネルギー価格の高騰に伴い、電気料金の値上げやサーバー調達費用など、物価上昇によるコスト増加が想定されます。また、物販ECの消費動向による変化も続く見通しです。

そんな中で、ロリポップ!とムームードメインの価格改定や、SUZURI、minneのフロー型ビジネスにおいてデジタルコンテンツなどの非物販ECへチャレンジするほか、急成長を遂げるFREENANCEの有料プラン本格運用や、API連携の業種拡大による請求書買取額の拡大を目指します。

③今後の注目ポイント! 

  • FREENANCEでは、利用者数が増加し、2022年の請求書買取額は86億円を突破!

請求書買取額は、運送・配送業を中心に利用者が増加し、右肩上がりの成長が続いています。2022年の請求書買取額は、前年を大きく上回る86億円となりました。

営業利益は、第4四半期に滞留債権が想定を上回って発生し貸倒引当金が

増加したものの、前期比で大幅な損失改善となりました。

  • 中期経営計画を発表しました!

2015年のminne積極投資以降順調に利益成長を実現してきましたが、ここ2年はEC市場の減速もあり、利益が出にくい環境が続いていました。

そのような事業環境の変化に対応し、着実な成長を実現するため2026年12月期をターゲットとする中期経営計画を発表しました。

ストック型ビジネスのさらなる収益性の拡大とフロー型ビジネスの領域拡大により、2026年12月期に営業利益15.7億円の達成を目指します。

④4Qのトピックス! 

minneはものづくりにまつわるノウハウや技術をプロの講師から学ぶことができるビジネススクール「minneカレッジ byGMOペパボ」を創立しました。

受講者はメディアにも登場する有名作家・ブランドをはじめとした信頼できる講師陣から学ぶことができ、学んだスキルを「minne 」ですぐに実践し、活動の幅を広げることができます。また、受講を通じて、同期生、講師など、ものづくりに携わる人たちとの出会いや繋がりも創出します。

minneは、「minneカレッジ byGMOペパボ」の創立により、作家・ブランドへのリスキリング機会を提供し、ハンドメイド作家・ブランドの活動をオンラインレッスンなどのスキルシェア領域まで拡大していきます。

  • FREENANCE、続々提携先を増やしています!

FREENANCEは、中小企業・小規模事業主向けにオンラインで資金繰りや財務活動を支援するサービス「エメラダ・キャッシュマネージャー」を運営するエメラダ株式会社と業務提携契約を締結しました。

FREENANCEでは、請求書を最短即日中に現金化できるファクタリング機能を外部サービスに組み込むことが可能な「ファクタリング API」の提供を行っており、このたびの業務提携により「エメラダ・キャッシュマネージャー」の利用者は同サービスから最短、数クリックのみでファクタリングの申し込みを完結させることができるようになります(今春リリース予定)。

また、2023年2月10日(金)にアイフルビジネスファイナンス株式会社へファクタリングASP(※)の提供を開始しました。

アイフルビジネスファイナンスはFREENANCEのファクタリング機能に特化したシステムを利用することで、長引くコロナ禍やゼロゼロ融資の返済などを背景として増加している個人事業主・中小企業の資金繰りニーズに対し、より迅速に応えることが可能となります。

資金ニーズに即日で応えるFREENANCEのファクタリング機能をいつでも・どこでも活用できる環境をより一層整えるべく、今後も外部企業との提携を進めていきます。

(※)Application service providerの略。アプリケーションをインターネット経由でサービス提供すること。

  • SUZURI、デジタルコンテンツの取り扱い開始!

SUZURIは、2023年2月20日(月)より“デジタルコンテンツ”の販売を開始いたしました。(特設サイト https://suzuri.jp/lp/digitalproducts-entry)

デジタルコンテンツ販売では、11カテゴリーを用意し、イラスト、動画、音楽、3Dモデル、音声ファイルなどのあらゆるデジタルコンテンツに対応します。これにより、イラストレーター、音楽・動画クリエイター、写真家など、多様なクリエイターに新たな活躍の場を創出します。

⑤投資家向けイベントのご紹介

  • 3月8日(水)に「logmi IR Live」にて会社説明会を開催します

当社サービスのビジネスモデルや中長期の成長戦略を代表取締役社長 佐藤健太郎がご説明します。GMOペパボのことをより深くご理解いただける機会になりますので、ぜひご参加ください!

開催予定日:2023年3月8日(水)18:00-19:00

配信サイト: logmi IR Live

詳細・お申し込み:イベントページをご覧ください

※個人投資家の方を対象としていますが、事前登録をいただければどなたでもご参加可能です!

  • 3月24日に株主通信をお届けします

代表取締役社長 佐藤からのお手紙「渋谷の社窓から」のほか、佐藤の地元、鹿児島への取り組みについてもお届けします。

以上、2022年12月期通期決算の振り返りでした。またお会いしましょう!