ひとりひとりの意見が尊重されるペパボのエンジニア風土。サービスを支える2人がペパボで働き続ける理由。

ペパボには、現117名のエンジニアが在籍し、さまざまなサービスの開発・運用などに携わり活躍しています。

今回はminneとロリポップ!などのホスティングサービスを支える2人に、エンジニアの魅力ややりがいについてお話をききました。

自己紹介

柳原 光里(やなぎはら ひかり)

あだ名:ひかり

Twitter:@hikari

minne事業部 マーケットグループエンジニア。
街歩きしてお店開拓するのが好きですが、この2週間はB’zのLIVE配信を観続けるため引き籠っています。

森 麻美(もり あさみ)

あだ名:あらみそ

Twitter:@orzup

ホスティング事業部 ホスティンググループエンジニア。
好きなチリチリはチキンマサラ、ルー大盛です。

   

- 自己紹介をお願いします

ひかり:
minne事業部マーケットグループ、CRE(Customer Reliability Engineering(顧客信頼性エンジニアリング))チームに所属しています。

CREチームは2020年7月に1人で立ち上げたのですが、今は内定者アルバイトのエンジニアとデザイナーの3名体制で行なっています。

流通に寄与する施策を推進するよりはminneというサービスへのユーザーの信頼性向上のための施策やカスタマーサービスのサポート向上にリーダーとして取り組んでいて、CSだけで解決できないお問い合わせ対応なども行なっています。

よろしければminne CREについてテックブログで紹介しているのでご覧ください!

あらみそ:
ホスティング事業部の業務信頼性向上チーム(以下ISRチーム)に所属しています。

業務プロセス改善を行って生産性を上げたり、サービスを正しく安全に運営していけるように、守るべきルールを見直したりしています。

ホスティング事業部で運営するなかで使う社内サービスがいくつかあるのですが、それを刷新して楽して仕事ができるようにする、サービスの表の部分ではなく守る部分を担当しています。

ISRチームがあることによって、ついサービスの開発では後回しになりがちなものを集中して対応できるようになっています。

私もホスティング事業部の働き方についてテックブログを書いているのでご覧ください!

プログラミングの可能性、新しいことへのチャレンジがエンジニアの魅力

- お2人とも守る、支えるお仕事をされていらっしゃるのですね
 あらためて、エンジニアを選択した理由を教えていただけますか

ひかり:
私はもともと文系(大学は法学部)でした。

新卒でエンジニアになったのですが、中学生の時にHTMLを書いたりと、多少「コードを書く」ことに馴染みがあったくらいでシステム開発やちゃんとしたプログラミングをしたことはありませんでした。

就活も、広告業界や服が好きということもあり繊維系の会社なども受けていました。

その中でエンジニアという仕事を知り、最終的に入社しました。

エンジニアを志望した理由は、今後も発展する職種であるということ、いつも似たような仕事をするのではなく、次々に新しいことができることが自分に合っていると思ったからです。

あと、手に職をつけるのもいいかもと思って。

私が新卒で入った会社が未経験でもOKだったこともあり、文系出身が多かったのも入社を決めた理由として大きかったかもしれません。

初めは周りに追いつけないことが多かったのですが、資格支援など研修が充実していたので学ぶことができましたし、負けず嫌いな性格もあり、スタートが違っても追いついてやるという気持ちが大きかったので配属後はそこを気負うことなく続けられました。

あらみそ:
もともとPCが好き、というのが大きかったです。

当時はまだ個人のPCを持っていなくて、家に共用のPCしかなかったんですが、それを占領してずっと触っていました。

そのPCの横に兄が使っていたC言語の本があったんです。
よくある初心者向けの内容で、1つずつ写経をしながら読み進めていました。

どうやって問題を解かれているのか考える工程が計算ドリルのようで楽しかったんですよね。それがエンジニアっぽいことの始まりです。

プログラミングは良くも悪くも書いてある通りにしか動かないですが、すごく真摯だなあと魅力を感じ、プログラミングだけで生きていきたいと思って情報系の大学に進学しました。

多くの時間を所属していた研究室で過ごしたのですが、どちらかというと研究よりも研究室内でチームでの開発に重きを置きながらのびのびと過ごさせてもらいました。

プログラミングはなんでもできる、すごい!という気持ちと、これを使ってもっと楽していきたい!という気持ちが出てきたこともあり、今エンジニアとして働いています。

- エンジニアとして働く魅力はどんなところにありますか

ひかり:
自分の手でゼロから何かを作って価値を生み出せる仕事であり、それが喜んでもらえることでしょうか。

前職は受託開発だったりパートナー会社として客先に行くことが多かったので、その時はエンドユーザーが喜んでくれるというよりは一緒に仕事する人が喜んでくれることがモチベーションになっていました。

ペパボもそうですが、これまでの経験から、次にこういうことをやりたいという気持ちを尊重してくれる職場環境が多いように思います。

同じプロジェクトに固定されることがなく、次々とおもしろい仕事にチャレンジできるのが業界ならではなんじゃないかなって思っています。

前職では同じプロジェクトで長く働く人もいたけど、私はいろいろやってみたかったのでさまざまなプロジェクトに入らせてもらっていました。

- 前職と違ってペパボだとminneのサービス一本で携わっていますよね
 その点の違いなどいかがでしょうか

ひかり:
入社して3年が経ちました。

以前は不動産や教育分野など、自分が直接的に利用するサービスではなかったのですが、minneは入社前からユーザーでしたし、これからも使っていきたいプロダクトというのもあって、モチベーション高く、長く続けられていると思っています。

自分もユーザーとして利用していることも大きいですが、開発に携わることでよりユーザーさんを身近に感じられるようになりました。

入社時から安心して発言ができる、心理的安全性の高さ

あらみそ:
エンジニアの魅力についてですが、問題の解き方は人によって違って、何を大事にして、なぜそれをやるのかが人それぞれで異なるところがおもしろいなと思っています。

一人ではなし得ないけれど、人々が集まって言い合うことによって良いものができていくのが楽しいです。

技術力が高い人が一人いれば良いというのではない、ものによって必要な人材が変わっていくのも魅力と感じています。

あらみそ:
私は新卒で初めて配属されたのがminneでした。

ペパボでは充実した新卒研修を終えてからの配属ではありますが、やはり社会人で初めての配属なので、新人がバリューを出せるのかとても緊張したことを覚えています。

当時のリーダーに「それぞれのメンバーの強みを尊重し合って、チームで開発を行っているので、社歴にとらわれず、わからないことでもなんでもいいから言語化してほしい、チームの一員として動いてほしい」と言われました。

新人も含めて、ちゃんとチームとして形成していくことを意識してくれていたことの嬉しさもありましたし、はじめは質問しかできなかったところから、小さなミスなども気づいたら伝えられるようになり、自分でもできることがあるんだ、と気付きながら進めていけました。

- エンジニアとして働く、というのは今ではたくさんの選択肢があると思いますが、ペパボを選択した理由はありますか

ひかり:
入社理由だけでいうとminneというサービスが好きだし、「わたしたちが大切にしている3つのこと」に惹かれました。

自分も3つのことを大切にしながら居心地よく働けそうと思ったのが大きいですね。

ここからは選択した理由というより選択し続ける理由になってしまいますが、企業理念の「もっとおもしろくできる」ということをみんなが共通して意識していたり、「わたしたちが大切にしている3つのこと」のうち、特に「みんなと仲良くすること」、「アウトプットすること」は、いればいるほど体現できている組織文化だなと感じています。

「もっとおもしろくできる」、という点においては他の会社や環境だとエンジニアに対して「うまくやっておいてください」と振られることが多いのですが、ペパボはエンジニアの意見が通りやすい、尊重される環境にも関わらずエンジニアの意見が絶対ということもないので、あらみそさんのいうように、在籍年数や職種に関係なく意見を出し合ってプロダクトをよくしていきたいとみんなが行動してしていることが良いと感じられることも、選択し続けている理由です。

他事業部と交流している中で、minneだけでなく他の事業部もそうなんだろうなと思えることも会社として良いなと感じています。

あらみそ:
めっちゃ良い話ですね!

ひかりさんの話を聞いて、リモートになってもminneの良い環境が続いているのも嬉しいです。

私は、いちユーザーとしてペパボの提供しているサービスが好きだったことからペパボを選んだんです。

ロリポップの404のおねえさんが印象的だったり、ぶっ飛んだSNSなどもみていたので、ペパボが運営していると知って「あのサービスペパボなんだ!」と驚きました。

すごく好きだったので大学時代にペパボを受けたのですが、1回落ちたんですよね。

なんで落ちたんだろうと振り返った時に、エンジニアとしてペパボを受けたい理由がなかったことに気づきました。

そこからエンジニアのアウトプットを見て追っかけていました。エンジニアのアウトプットといえばソースコードやブログが多いかと思うのですが、当時一番びっくりしたのはペパボのエンジニア評価制度でした。

評価制度が社外に出ることはあまりないと思うのですが、それが出ていて「本当になんでもアウトプットする会社なんだ」と思えたし、きちんと外に出せる状態であることが社会にも貢献できているのではないかと感じて、大学院時代に改めて挑戦しました。

最近の評価制度についてはこちらに記載があります。

- 2回挑戦してくださったのですね、そこまで熱い思いを持てたのはなぜですか

あらみそ:
今思えば、1回目の選考時はただのファンだったんですよね。

たとえばおもしろい宣伝とかが目立つという点でおもしろい会社である、ということだけに集中してしまい、夢見がちでした。

でも、エンジニアとしてできない技術を学んだり、エンジニアの話を聞いたりするなかで、自分の好きなジャンルなどが具体化してきたんですよね。

そこから自分がエンジニアとしてペパボにいる姿が想像できるようになってきました…妄想してたんです…Tiwtterフォローもしまくりました。
いつでもなんでも情報を出すんだなという印象と、こういう人たちと働けたら楽しいのではないか、ここじゃないと働けないかも、と思う気持ちが大きくなったことで再度挑戦することができました。

エンジニアだからこそ技術の力を使って楽したい

- エンジニアとして働く中で辛いと感じたことはありますか

ひかり:
何もわかっていなかったうちは仕事の進め方や知識について厳しいことを言われることが多かったですね。それは職歴年齢関係なくひとりひとりをプロとして考えているからこそで、段々素直に受け入れて前向きに議論したりができるようになりました。

あらみそ:
運用を全員で対応しているので緊急の対応もそれなりにあったりします。

新しいものであればそれなりに対策をして開発しているのですが、古いものだと解消していくのに時間がかかることがあります。

ひかり:
ああ、たしかにそうですね!
minneも年数が経ち大きなサービスになっているのでその分抱える負債もあります。しかし古いものが積み重なっているシステムかというとそういうことはなく、コンテナ運用やリリース作業の自動化など日々新しい技術を取り入れていて、その前進姿勢が所属するエンジニアのみんなにあるので負債もコツコツ解消するぞと前向きにやれています。大きいサービスだと負荷影響を考えるのも大変ですが、それは経験が積めるので辛い中に楽しい側面もあるかもです。

あらみそ:
そうですね、そういうところを解消していって楽に進めていきたいと思っています。

実は今の所属と別に運用チームというのがあって、ホスティング事業に関わるパートナーが全員関わっています。新しい機能を開発して終わり、ではなくその先の運用もすべて含めて開発を行いましょう、という意図があります。

自分たちが楽するために改善していくという点でモチベーションは上がるのですが、状況によっては手が回らないこともあり、もっと効率よく働かねばと葛藤することもあります。

- 今後やってみたいことなどありましたら教えてください

ひかり:
CRE立ち上げ時、チームミッションを「ユーザーが抱える不安を取り除いて、気持ちよくminneを使えるように技術の力で課題解決をする」と定めました。

具体的にはユーザーさんが抱える不安を取り除いてサービスの信頼性を高める、健全性を強化するという内容なのですが、立ち上げから1年間は1人だったので、不正利用防止やユーザーさんに利用される機能上の負債解消などマイナスを減らしていくことがメインとなっていました。それが今は3人になったので、ユーザーさんの声を拾って機能の利便性を高めるなど、ユーザーさんにとってプラスになる活動を増やしていきたいと思っています。

カスタマーサービスのパートナーとも密にコミュニケーションをとって、サポート向上拡大もしていきたいですね。

エンジニアとして、またいちユーザーとしてminneはとても良いプロダクトだと思っているので、ユーザーさんにはもっと使い続けたいと思ってもらえるように、関わるパートナーにはもっとサポートし続けたいと思ってもらえるようにしていきたいです。

あらみそ:
あらためてやりたいこと、やるべきことをしっかりやっていきたいです。

ISRとして、今は古くなってしまっている運用がまだまだあるので、それを見直し、より安全なサービス運用ができるよう改善を行い、みんなが有益に時間が使えるように、辛み苦しみを消していきたいと思っています。

たとえば、ホスティング事業部のサービスは月末締めで動いているので、月初は締めに伴った定型業務で忙しくなりがちなのですが、直近の目標としては月初に全員が休んでも大丈夫、くらいに月初が特別なものではない状態にしたいというのがあります。

実現できるようにシステムに任せられる仕組みを作っていくために動いていきたいです。

- 最後にペパボを検討している方へメッセージをお願いいたします

ひかり:
エンジニアとして転職してきた私にとって、ペパボは「いるだけで成長できる」環境だったのはもちろんですが「いるだけで成長する環境に<自分自身で>していく」ことが大事だと思います。そしてペパボはそれを実現できる環境だと思います!

あらみそ:
ペパボは職種や社歴に関係なく、フラットな関係で議論を行って問題に立ち向かえれる場所です。このおかげで私は仕事に納得感を持ちながら取り組めています。こういったところを重視される方にはペパボはおすすめです!

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