ペパボの働き方改革2(前編)
こんにちは。
HR統括部長の五十島です。
ペパボの「働き方改革」について、以前ご紹介したエントリーからかれこれ半年が経ちました。プロジェクトのメイン担当である前田と責任者の間浦マネージャー主導のもと、引き続きペパボの「働き方改革」は進んでおります。
前回は働き方改革における弊社のスタンス、制度設計にあたっての前提及び制度導入のプロセスについて説明をいたしました。今回は具体的に育児介護分野における試験導入及び全社展開について説明をいたします。
1. 現状整理
ペパボで現在定めている労働時間・勤務形態をもとに今の運用を整理することで現状を把握します。
結論として、育児・介護等の特別な場合を除き、パートナーの70%以上は通常勤務を行っており、育児介護制度については法令を上回る内容で運用を行っています。制度整理の下、「柔軟な働き方」を先行導入する分野に、育児介護支援、成長支援及び多様性向上の3つの分野を選び、労働時間での分類をまずは行いました。
2.制度導入のプロセス(難易度の確認)
「調査時間」「マネジメント」「IT」の3つの検討軸から、制度導入の難易度を数値化することで、導入コストの高低を可視化します。Phase1と2は全社導入の観点からは点数の逆転現象が起きているのですが、「育児介護の対象者」の点数が低かったため、Phase1としました。(※点数低=導入コストが低い、点数高=導入コストが高い)
3. Phase1 育児介護支援
3-1. 対象者
「育児介護支援」対象の制度を「時短・時差勤務対象者の拡大」「在宅勤務制度」の2制度としました。前者は対象者の拡大、後者は制度を新設することで本分野に関わるパートナーの利便性向上を図ることを目標としました。
3-2. 具体的な進め方
対象パートナー及び対象者の上長に向けてそれぞれ説明会を開催いたしました。
3-2-1. パートナー向け
パートナー向けでは制度の概要とともに、在宅勤務をどのように準備し、何に注意をするのかにフォーカスし、説明を行いました。
その他の説明事項は下記となっております。
・在宅勤務を行うためのフロー
・在宅勤務を始める前の準備
・パソコンの持ち出しルールについて
・在宅勤務時のルールについて
・在宅勤務の申請について
・在宅勤務Q&A
・各サーバーやツールのアクセス方法について
これ以降も内容は続きますが、本日は以上となります。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。