GMOペパボの「もっとおもしろくできる」在宅勤務Tips集

GMOペパボを含むGMOインターネットグループは、新型コロナウイルスの感染を防止するため、渋谷・大阪・福岡のパートナー4,000人を対象に、2020年1月27日より在宅勤務体制へ移行しました。現在、優先業務に関わる最小限のパートナーのみ、感染予防対策を講じたうえで出社が認められていますが、原則は在宅勤務を継続しています。

ペパボのパートナーの作業環境リモートワークの状況については、テックブログでも言及しておりますので、今回はペパボのパートナーに在宅勤務で工夫していることを聞いてみました。

在宅勤務から1か月、パートナーにアンケート

こんにちは!広報のせなです。 在宅勤務のおかげで、この1か月間3食ほぼすべて自炊をしていたので、1か月前よりいくらか健康になったつもりでいます。

さて、アイスブレイクはこれくらいにして・・・。冒頭にも記載しました通り、GMOペパボのパートナーは現在、在宅勤務にて業務にあたっています。在宅勤務開始から1か月後にGMOペパボのパートナーに向けて行ったアンケートでは、全く出社していないパートナーが5割以上、数回出社したパートナーも4割以上と、9.5割のパートナーが、在宅勤務を行っていました(もちろん今も行っています)。残りの0.5割のパートナーもオフィスで行う業務をローテーションにするなど工夫してできる限り在宅勤務を行うようにしていたようです。

今回は、長期化する在宅勤務の中

  • 社内のコミュニケーション
  • 健康面

の2点に重点をおいて、ペパボのパートナーが行っている在宅勤務をMOD(もっとおもしろくできる)方法を聞いてみました。

ツールを活用し、意識的にコミュニケーション!

在宅勤務で難しいのがパートナー同士のコミュニケーションです。

普段なら、隣や目の前にチームの仲間がいて、ちょっとした質問であればすぐに尋ねることができます。MTGでも、顔を見て、ホワイトボードに要点をまとめたり、付箋を活用してスクラムを行ったり、同じ空間にいることで様々な方法でコミュニケーションを取ることができます。しかし、在宅勤務ではこれらの当たり前にできていたことができません。

ペパボでは、普段からチャットツール「Slack」やテレビ会議ツール「Google Hangouts Meet(以下、「Meet」)をはじめ、「GitHub Enterprise」「Scrapbox」「Notion」などのツールを用途にわけて使用しています。現在もこれらのツールを活用して在宅勤務に臨んでいます。

アンケートの回答でも、

  • 「Meet」を利用してできるだけ顔を合わせるようにする
  • 「Meet」や「Slack」の通話機能を使ってこまめにMTGをする

といったように、各ツールを活用した内容が多く、パートナーがそれぞれ意識的にコミュニケーションを取ろうとしていることがわかりました。その中でも、私が「おもしろい」と思ったことを紹介します。

まるで会議室でMTGしているよう・・・!「Jamboard」の活用

普段、ペパボのオフィス内では、KPTやブレインストーミングなど、ホワイトボードやオフィスの壁面に付箋を貼ってMTGをしている様子をよく見かけます。しかし、在宅勤務となると、大きなホワイトボードがある家は稀ですし、誰かの家の壁面を活用しようとすると該当者の負担が多くなってしまいます。

「ロリポップ!マネージドクラウド」を運営するチームでは、週次でチームメンバーがホワイトボードの前に集まり行なっていた付箋を活用したKPTを、在宅勤務になってからは、「Meet」でテレビ会議をしながら、「Jamboard」上に付箋ではったKPTを項目ごとにまとめた後、議論をかわす方法にしたそうです。

オンラインでもツールを活用することでオフラインと同じ方法でMTGができるというのは、慣れた方法を変える必要がなく、とてもいいな!と思いました。

業務だけではなく、雑談もリモートで!オンライン飲み会の開催

それはとある金曜日の夕方でした・・・

そんな呼びかけに対し・・・・・


準備よすぎませんか・・・・・

ぞくぞくとパートナーが集まり・・・

大盛況のまま飲み会は終了しました。

この飲み会以外にも「Meet」や「Zoom」を活用してチームや有志で飲み会を開催しているそうです。もちろん、「みんなと仲良くすること」は飲みニケーションに限ったことではありません。飲み会以外にもオンラインランチの開催や雑談する時間を毎日10分設けるなど、テクノロジーを活用して直接コミュニケーションを取っている人が多いようです。みんな、仲良しだなぁ・・・。

在宅勤務でも、オンラインで集まってストレッチ

在宅勤務では、家から駅まで歩く、執務スペースから社内のコミュニケーションスペースまで歩くといったちょっとした運動の機会がなくなってしまっています。

今回のアンケートでは、

  • 在宅勤務を活用していつもはなかなかできない自炊を行う
  • 業務の合間にストレッチやヨガを行う
  • 休憩時間や始業前・終業後に家の周りを散歩する

など意識的に健康を気遣う食事をとったり、運動を行ったりしている回答が多く見受けられました。

とはいえ、仕事に集中しすぎてしまって気が付いたら全く動いていなかったり、ひとりで家にいると動くのが億劫になってしまったり(これは私のことですね)、ということもあると思います。そんななか、毎日有志で集まってストレッチを行っているというパートナーがいました。

毎日、16時になるとストレッチマンがストレッチを促してくれます。

みんなで集まってストレッチしています。

また、運動面だけでなく、

  • お花や盆栽を飾る
  • アロマをたく
  • ペットの近くで仕事をする
  • 音楽を流す

といった精神面でも健康に過ごせるような工夫をしていたり、

休憩時間と仕事の時間をしっかり区別するため、

  • 昼休みに中華を自炊する(すごい!)
  • 楽器を弾く

などといった工夫をしている人もいました。

せっかくの在宅勤務なので、オフィスではなかなかできない心の休め方にチャレンジしてみるのもいいですね。

あ!そういえば!先日、ハンドメイドマーケット「minne」が、心地よい暮らしを提案する特集「A Better Life For You 〜minneとあなたの心地よい暮らし〜」を公開したんですよね(いい機会なので宣伝してみる)。この機会にフラワーやグリーン雑貨をお家においてみるのもいいかもしれません。

その他、在宅勤務をMOD(もっとおもしろくできる)している例がありましたので紹介します。

「Snapchat」のエフェクトや「Zoom」の合成機能を活用したMTG

在宅勤務中のオンラインMTGの難点として、「部屋を映したくない」「在宅勤務ですっぴんだから顔を映したくない(私のことです)」といったことが上げられます。

それらを解決してくれるとペパボのSlack上で話題になったのが、「Snapchat」です。

ちなみに、自分でもエフェクトが作れるということで、「SUZURI」の公式忍者スリスリくんのエフェクトを作っているパートナーもいました。

ちなみに「Zoom」には背景の合成機能があるとのことで、「Zoom」を活用している人もいます。「Zoom」の活用はこんな感じです。

ペパボが全社的な長期の在宅勤務に取り組むのは初めてで、今回のアンケートでは、各チームや個人が試行錯誤しながら、業務効率やコミュニケーションの質を落とさず、快適に在宅勤務を行うにはどうしたらいいかということを考えて様々な工夫をしていることがわかりました。突然の状況の変化にも悲観的にはならず、「MOD(もっとおもしろくできる)」精神でポジティブに様々な試行錯誤を行っている、ペパボのパートナーにはそんな人が多いと感じました。今回のアンケートで沢山のTipsを得たので、私も自炊以外にもいくつか実践してみようと思います(とりあえず運動不足がひどいので家の周りを散歩してきますね)!