ペパボには、仲間みんなが働きやすくなるよう、他の会社にはない制度や取り組みがたくさんあります。
今回は、そのなかのひとつ、2018年に生まれた新しい制度「PESPO(ペスポ)」について、人事のはなさんに詳しく伺います。
前田 華子(まえだはなこ)
あだ名:はなさん
人事厚生グループ サブマネージャー。最近ハマっていることは、乳酸菌を摂取すること。
PESPOって何?
ー 「PESPO」って、何の略なんですか?
ペパボスポーツイベントサポーターの略称です。略して「ペスポ」と呼びます。
ー 最初聞いたとき、タバコ自販機のICカードかと思いました。
それは「taspo(タスポ)」ですね。(笑)
ー どんな制度なんですか?
2018年9月1日にスタートした制度で、オリンピックやW杯など国際スポーツ大会のボランティアに参加する社員に特別休暇を付与する制度です。
ー 有給とは別に、特別休暇がもらえるんですか?
はい。ボランティア活動をした日と研修日を全て特別休暇として給料をお支払いします。
ー どれくらいの期間もらえるんですか?
厳密に決まってはいません。
たとえば、東京2020のボランティアだと最大20日間かかることもあるんですが、その日数すべてが特別休暇となります。
ー なんと太っ腹な制度! そもそもなぜこんな制度が生まれたんですか。
やはり東京2020が開催されるというのが大きいですね。また、GMOインターネットグループにおいても、スポーツの活動支援・協賛に力をいれています。2016年からは世界に通用するNo.1アスリートの育成を目的に「GMOアスリーツ」も創設されました。そういったなか、ペパボもスポーツボランティア制度ができることで、スポーツ界を支援できたらという思いがあります。
時代を先どる制度づくり
ー はなさん、そもそも「制度」ってどのようにつくられるんですか?
人事や社長きっかけの場合もありますし、現場きっかけの場合もあります。今回は社長からの提案ですね。
ー ペパボにおける制度の強みって何でしょう。
今回の「PESPO」もそうなんですけど、時代の流れをとらえて制度化していくスピードが非常に早いと思います。特に働き方の施策については、社長を含め経営陣全体が関心をもっていただけていますし、人事全体としても新しい働き方に備えるのが中長期テーマなので積極的に提案しやすいというのが強みですね。
ー 新しい働き方に備える、ですか。
多様な働き方への対応、しかも「備える」ということは、先回りして準備するということです。みんながやっているからやるというよりは、問題の前に先んじてやっていく。なので、社長や人事の声だけでなく、社会情勢や現場のみなさんのニーズをキャッチする力が必要になってきます。
ー ペパボではどのように現場の声をキャッチしているんですか。
毎月おこなっている「wevox」でのアンケート調査などで声をもらって、規定や環境の改善に反映しています。
ー 実際に、最近かたちになった制度はありますか?
たとえば育児介護休暇は入社1年を経過しないと使えなかったのですが、中途の方も試用期間が満了すればすぐに取得できるよう変更をかけました。あとは、育児の場合の時短勤務や在宅勤務も、今までは小学校3年生で終了だったんですが、6年生まで延長しました。さらに2018年12月からは、有給とは別に入社後すぐに特別休暇を3日付与する制度もできました。
ー 新しく制度をつくるだけでなく、既存の制度の変更もしているんですね。
そうですね。社会情勢を加味して早めに対応した方がいいものはどんどんブラッシュアップしていって、みなさんが働きやすいような環境をつくっていくのが使命です。今回の「PESPO」もそれの一貫なんです。
ー 今後、スポーツ以外のボランティア制度もつくる予定はありますか。
はい! 今後、会社がもっと成長して本格的なCSR活動ができるようになれば、スポーツ以外のボランティア制度もつくっていこうという話があります。こういったボランティア制度をきっかけに、会社以外の場所でも、新しい試みに積極的にチャレンジする人が増えたらうれしいです。
ー はなさん、今日は新しい制度「PESPO」について教えてくださり、ありがとうございました!
この記事を書いた人: ちょれ (EC事業部 ディレクター)
この記事の写真を撮影した人: ギュウギュウ