カテゴリー新設や、動画コンテンツ配信など、目がはなせない「minneの2020年」

2020年1月17日にminneは8歳のお誕生日を迎えました。日本各地での作品売買・ワークショップイベントや作家活動支援の拡充など、8年間でさまざまな変化と成長を遂げたminne。2020年はいったいどんなワクワクを届けてくれるのでしょうか。

今回のHRブログでは、カテゴリーの新設や、minne LAB 世田谷よりお届けしている動画配信「おはよう!minne LAB」のお話しを中心に、minneの今とこれからについて、minne事業部 部長の新井さんと、作家活動アドバイザーの和田まおさんにお話しをうかがいました。

新井 正樹(あらい まさき)
Twitter:@mskari
あだな:ポジティブおじさん
minne事業部 部長 / GMOカメラ部 顧問 最近、家具やインテリア雑貨さがしにはまっている。 ジョギング も趣味です。オーディオブックをよく聴いています。

和田 まお(わだ まお)
Twitter:@ma0_k
あだな:まおさん
minne事業部 最近はまっていることはストレッチ(#オガトレ部)とGLAYとどうぶつの森です!


minneに新しく9つの「食べ物」カテゴリーが追加に

本日はよろしくお願いします。さっそくですが、3月18日にminneに新しく9つの「食べ物」カテゴリーが新設されましたね!どういった「食べ物」を販売できるのか詳しくおしえてください!

新井: そうなんです!全国各地の農家さんが大切に育てているお米や、野菜・フルーツなどの食品を販売いただけるようになりました。カテゴリーとしては、「お米・餅・パスタ」「野菜・フルーツ」「おつまみ・惣菜」といった9つのカテゴリーが新しく仲間入りし、今まで人気だった「コーヒー」、「クッキー・焼き菓子」が単独のカテゴリーになりました。

minneは、アクセサリーやステーショナリー、雑貨など、作家さんがつくるおしゃれな『モノ』や、ジャム、パン、焼き菓子など、工夫を凝らした加工食品が販売されているイメージですが、新たに野菜や果物にもサービスを拡大したのはなぜですか?

新井:minneは「ものづくりの可能性を広げる」ため、2016年より加工食品の販売を開始しており、ほかにはない食品・食材を求めてご利用いただいている方がたくさんいます。

ハンドメイド作品を好きな方々のライフスタイルに合わせ、お米や野菜・フルーツなどでもすてきなものづくりをされている農家の方々をぜひご紹介したく、このたび食品カテゴリーの拡充をします。

minneは特に20代から40代の女性の方が中心ですが年齢層も幅広く、また直接のご利用者を通じてベビー・キッズや 家族で楽しめる作品が広がっています。 ですので、引き続きそうした既存のminneユーザーさんはもちろん、今回野菜・フルーツ・お米が販売されることにより、より多くの方にご利用いただきたいと考えております。

ー衣食住全てにおいてminneで『私だけのこだわり』をみつけることができますね。

新井:はい。minneをご利用いただく方々それぞれのライフスタイルに合わせ、出会いの形も少しずつ広がっていると実感しています。
また出品していただいている作家・ブランドのみなさまにとっても、ものづくりを愛するユーザーとの接点がより増えることを願い、サービスを成長させていきます。

ー今までネットで販売をした経験がない方もいらっしゃるかと思いますが、どんな農家さんにminneでの出品がマッチするとおもわれますか???

新井:全国的な知名度や生産量が決して高くなくても、目にした方がふと誰かにおすすめしたくなるような、地域や農家さんならでは魅力をお持ちの方が、minneとよりマッチすると思います。minneのユーザーさんには、ものづくりの背景にも興味を持つ方も多いので、「ファーマーズマーケット」のように、出品いただくものの魅力や生産背景をぜひご自身の言葉や写真で、たくさん表現していただきたいです。

出品にあたりわからないことや不安、悩むことがあれば、minneの作家活動アドバイザーやminne LABという取り組みから、販売支援につながるサポートもしています。書籍や動画コンテンツなどによるサポートも用意していますので、 ぜひご覧ください。

食品の出店方法はこちらを参照ください。

作家さんに安心も届ける動画配信「おはよう!minne LAB」

ー季節を感じることのできる食品の販売、とてもたのしみです。 ところで、今お話しにでましたminneLABですが、最近作家さんからの注目度がかなり高い取組として配信コンテンツ「おはよう!minne LAB 」がありますよね。今後食品の販売方法なども動画でのサポートも開始されるとのおはなしですが、動画配信をはじめたのはなぜですか??

和田:もともとは、私の個人アカウントのInstagramに寄せられた相談に答えながら雑談するインスタライブを配信していたのです。10ヵ月で約30回ほど配信をしたころに「悩みを共有すること」の重要性を痛感しました。「こんな小さいことで悩んでいるのは自分だけ」と、ご自身を過小評価してしまう作家さんが予想以上に多くいらっしゃるんです。”誰かのお悩みを聞くだけで安心する→そして自分の課題に気づく”というプラスのサイクルを何度も目の当たりにしました。

minne LABの前身となるminneのアトリエを2015年5月に開設して、もうすぐ丸5年になります。4年を経過した昨年4月には、これまでの知見を集約したminne公式本「minneが教える 売れるきほん帖」の出版を実現することもできました。

「一人で活動し孤独な悩みを抱える作家さんに寄り添い、一人ひとりが理想とする販売活動の実現のためのきっかけ作り」を目的に minneLABを運営していて、年間1000名を超える作家さんと直接お会いしてきたので、私にとっては「それは皆同じように悩んでいる事」であっても、作家さんご自身はそのことに気づく機会が無いんだな、と。そこで動画をminneのオフィシャルコンテンツとして運営を開始したんです。

「悩んでいるのは自分だけではない」と作家さんの視野が開けることでよりいっそう作品作りに集中できますね。動画配信の詳細をうかがってもいいですか?

和田:はい!配信コンテンツ「おはよう!minne LAB 」は、インスタライブとYouTube投稿の2本立てで、毎週月曜と木曜に実施しています。 インスタライブでは雑談込みで毎回40~50分ほどの配信、YouTube配信ではインスタライブのなかの作家さんからのお悩み相談のコーナーのみを抜き出した動画を投稿しています。

―動画配信って大変なイメージがあるのですが、何名体制でやっているのですか?

和田:基本的に主要な作業は私一人です。このような継続案件は、いかに負担を少なくするかが重要だとおもっているので、YouTube用への編集作業も基本はなく、サムネイル画像も私がつくっています。1回の配信投稿にかかる労力は、準備からYouTube投稿完了まで4時間未満なんですよ。このくらいの規模感だからこそ継続できるんですよね。それに自分でつくってお届けしているところは、作家さんと一緒に走っている感覚があってとても納得しています。

オンラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」

ー 2020年、minneの動画配信から目がはなせません! 注目といえば、現在オンラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」が開催中ですね。オンラインイベントは初めての取組だと思いますが、どういったものなのですか?

和田:3月28、29日に、さいたまスーパーアリーナで開催を予定していた大規模販売イベント「minneのハンドメイドマーケット2020」が、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、2月25日の時点で中止の判断をいたしました。2日間で合計1,600ブースが出展する対面型の大規模販売イベントで、今回は4万人の来場者を見込んでおりました。

minne以外にも、多くのイベントが自粛・中止となっている状況で、販売に苦戦している作家さんの状況を垣間見ています。また、憧れの作家さんに会いに行くことを楽しみに前売り券を購入したかたもたくさんいらっしゃいました。今回がイベント初出展の作家さんの製作をソーシャルを通じて日々見守っているお客様など、「minneのハンドメイドマーケット2020」が、作家さんにとっても購入者さんにとっても特別な場であることを感じていました。また、社内でもイベントの中止決定に至るまでに「イベントを楽しみにしてくださっているお客様に、何か代わりの価値を提供できないか」という議論が何度もありました。

そこで、不要不急な外出を控え、自宅で誰でも楽しめるオンラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」の開催に至ったのです。

ーイベント参加作家、来場予定者、運営者全ての人の想いが詰まったイベントですね。現在まさにオンライン特別企画「#エアハンマケ」が開催中ですが、オンラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」の企画や楽しみ方をおしえてください。

和田: 『minneのハンドメイドマーケット2020』に出展予定だった作家さんの作品をご紹介する企画を用意しています。

開催期間中、 ハッシュタグ「#エアハンマケ」をつけてTwitterとInstagramでいただいた投稿を随時「minneのハンドメイドマーケット2020」特設サイトでご紹介しています。 特設サイトやSNSでイベントを楽しんでいただきたいです。

minneを生活に欠くことのできない、 総合プラットフォームへ

ー最後に、2022年には10歳のお誕生日となるminne。10周年に向けてのサービスの描く未来とともに、作家さんやユーザーさんこれからminneを始めよう!と思っている方にメッセージをお願いします。

新井:minneは「ものづくりの総合プラットフォーム」を目指しています。コアとなるハンドメイド作品売買は引き続き、ワークショップなど誰もがものづくりに直接参加できる機会も増やしていきたいと考えています。

また、メディア『minneとものづくりと』を通じて、ものづくりに関わる情報を発信し、 読者がそのプロセスにふれることで、結果としてものづくりや手仕事の付加価値を高めていきます。

それには、作家・ブランドをはじめとする、みなさんの活動実績データの資産活用や、minne自体のプロダクト成長が欠かせません。一緒にプラットフォームづくりいただける仲間も現在募集していますのでGMOペパボ株式会社 採用サイト をご覧ください。

和田:ものづくりを通して、作品販売に興味をお持ちの方が本当にたくさんいらっしゃいます。minneをプラットフォームとして選んでいただけて嬉しい限りです。作家さんそれぞれに目的があり、売上は気にせずたのしく活動したい方、年商1000万円以上を目指し事業を拡大したい方、本当にさまざまです。

どのレイヤーの方にとっても、ご自身にあった活動ができなければ作品制作ができなくなってしまいます。世の中に素晴らしい作品をどんどん発表してほしい、そのために障壁となることをminneが一つずつ解消して、自己実現の場として活用いただける場でありたい、と思っています。