リモートネイティブな新卒1年目に聞く!リモートワークでのコミュニケーションと仕事術

11月から2022年入社の新卒採用が始まりました。「入社してすぐリモートワークってどんな感じ?」「リモートってどんな風に働くの?」という皆さんの疑問に答えるべく、今回は今年4月に新卒で入社したお二人に、現在のお仕事やリモートワークでのコミュニケーションについて話を聞いてみました。

自己紹介

西田 龍登(にしだ たつみ)
あだな:たつみ
GitHub: Tatsumi0000
EC事業部 カラーミーショップグループ サービス基盤チーム エンジニア。最近ハマっていることは、Switchと、自作キーボードです。

小松ももか(こまつ ももか)
あだな:こまっちゃん
Twitter:@UsaMomokawa
技術部 コーポレートエンジニアリンググループ エンジニア。最近ハマっていることは、ポケモンのシールドです。

研究やプログラミング、熱中できることをみつけて取り組んだ学生時代

ー今2人はどんな業務を担当していますか。

たつみ:
EC事業部カラーミーショップグループサービス基盤チームに所属していて、自分はEC事業部で開発しているモバイルアプリの開発をしています。直近の作業だと、Xcode12、iOS14、iPadへのレイアウト対応を担当していました。

こまっちゃん:
私は、技術部のコーポレートエンジニアリンググループに所属していて、コーポレートエンジニアとして、全社的な課題を抽出して技術で解決するという仕事をしています。

例を出すと、社内の工数管理システム「Komainu」の開発や、最近だと社内の方からのお問い合わせを効率化するためのSlackbotを作りました。

社内ツールを作って作業を自動化したり、みなさんからのお問い合わせ対応をしたりしています。

ー二人は学生時代、どんな勉強をしていたのですか。

たつみ:
学部時代は、所属していた研究室がモバイルアプリの開発が盛んだったので、その流れでAndroid/iOSのモバイルアプリの開発をしていました。他には、組込みシステム分野のenPiT2に研究室の先輩や同期と参加して勉強したりもしました。

修士時代は、回路設計を支援するためのシミュレータを開発したり、回路設計をするための言語を解析するバックエンドのAPIツールを作りました。

研究室としては、ETロボコンに参加して、2年連続全国大会にも出場することができました。

ETロボコンに参加した研究室のメンバーと(たつみ)

ー全国大会、すごいですね!

たつみ:
ほとんど周りのメンバーが頑張ってくれたおかげです。

もともと、研究室がソフトウェアの品質を上げるための研究が盛んだったこともあり、このときにテストやCI/CDについても勉強しました。ここで得た知識を元に、自分の修論で書いたプログラムにもテストコードを書いたり、Travis CIを使ったコードドキュメントのCD環境を作ったりしました。

こまっちゃん:
私は政治経済学部で、ゼミでは異文化マネジメントの研究をしていました。簡単に言うと異なる価値観を持つ人がうまく一緒に働くにはどうするればいいのかというのを明らかにする研究です。

ープログラミングはいつはじめたんですか?

こまっちゃん:
大学3年生の夏に「なにか新しいことを始めたいな」と思って、プログラミングスクールのフィヨルドブートキャンプに通って、プログラミングの勉強をはじめました。1年ほど通っていたので、ゼミで研究しながら、大学が終わったらフィヨルドブートキャンプに行って勉強するみたいな生活をしていました。

ーエンジニアになろうと思ったきっかけはなんだったんですか。

こまっちゃん:
最初はプログラミングが楽しそうだからという理由だけでプログラミングの勉強を始めたのですが、いろいろなRubyコミュニティに参加させていただく中で、エンジニアの方が実装を眺めて、わいわい議論しているのがすごい楽しそうで、「自分も混ざりたい!」という気持ちで必死に勉強して、今に至ります。

スタッフを勤めたRails Girls Tokyo 13th の様子(こまっちゃん)

困ったらすぐ質問!やっていることや不安なことを言語化することが、リモーワークでは大切

ー二人は入社するまで、リモートワークやリモートでのやり取りの経験はありましたか。

たつみ:
宮崎に住んでいたこともあり就職活動の一次面接がオンライン面接だったくらいです。研究室でSlackといったチャットツールは使っていましたが、学校自体でリモートでの作業ややり取りはほとんどなかったです。

こまっちゃん:
私は通っていたフィヨルドブートキャンプがリモートでのやり取りがメインだったので、そのころからSlack上で質問したり、課題を提出したりといった経験をしていました。そのため入社後も特に違和感なく業務に馴染めたと思います。

ー入社初日からリモートワークとなったのですが、最初のころはどうでしたか。

たつみ:
引っ越してきたばかりのときは、自宅には机があるだけで、外部モニターや椅子もない状態で仕事をしていたので肉体的にはつらかったですね。ただ、後に机や椅子などの購入支援としてリモートワーク補助金が利用できるようになったので、それを使って備品を購入してからはとても快適に仕事ができるようになりました。

こまっちゃん:
私も仕事用の椅子を用意していなかったので、最初のうちは腰がいたくて仕方なかったですが、会社からの補助で椅子を購入させていただいてからはかなり快適に過ごせています。

あとは同期や、パートナーのみなさんとうまく交流できるのかなという不安があったのですが、同期でGoogle Meetをつないでしゃべったり、パートナーの方ともランチ会や研修でお話する機会もたくさんあったので、特に寂しさを感じずに業務を行えています。

ー7月に配属された後、チームメンバーとは、どうやってコミュニケーションをとっていますか。

たつみ:
自分は今福岡に住んでいるのですが、所属しているチームメンバーは全員関東に住んでいるので、完全オンラインで業務を進めています。普段は毎日お昼の12時にGoogle Meetをつないでチームメンバーと昼会をしています。

昼会では、昨日やったこと、これからやっていくことを共有したり、困っていることやタスクでどれを進めていけばいいのかということを相談したりしています。

ほかにも毎週メンターのたかぴーさんと1on1をして、悩み事やたかぴーさんがどんなことをやっているのかを共有してもらって、コミュニケーションをとっています。

昼会の様子(たつみ)

こまっちゃん:
たつみくんと同じで、SlackやGitHubのissueや Pull Requestでコミュニケーションをとっていて、あとは必要に応じてGoogle Meetをつないで話をしています。

特に最初のうちは、何に困っているのか自分で整理できないことがあり、そういう時はSlackで「Meetお願いします!」と同じチームの先輩エンジニアのじゅーんさんに声をかけて、一緒に作戦会議してもらうことが結構多かったですね。

作戦会議では、タスクボードからやることを絞り込んで優先順位決めをしました。実装する上での悩みを事前にまとめて相談もしていました。

あとはチームの取り組みで言うと、最近チームメンバーが増えたこともあり毎日朝会が始まって、チームメンバーみんなで集まって話す機会ができました。

ー朝会では、どんな話をするんですか。

こまっちゃん:
朝会は、今日の体調だったり、今日やることや、相談したいことあったら相談するとうい感じです。あと雑談をすることもあって、最近私はポケモンをやっているのでその話をしたりしています。

朝会の様子(こまっちゃん)

ー先輩に質問したり、声をかけたりするのは、緊張しなかったですか。

たつみ:
自分は特になかったです。昼会の時に、先輩エンジニアのいっちーさんが「困っていることない?」といつも聞いてくれたので、質問しやすい環境が最初からありました。

こまっちゃん:
私は最初緊張していました。

けど、まずは不安に思っていることや、困っていることを共有することからはじめるうちに、いろんな人がサポートしてくれることがわかり、いまでは緊張せずに質問ができるようになりました。

ー質問するときのコツなどはありますか。

こまっちゃん:
答えを聞きにいくっていうより「これはどうやって考えるといいですかね」とか「どういう手順で進めるといいですかね」といった考え方を教えてもらうようにしたら、応用できるようになりました。

ーお二人が仕事のコミュニケーションの中で、意識していることはありますか。

たつみ:
わからないことがあったらすぐに聞いたり、ミーティングの内容もメモをしたりしながらコミュニケーションをとるようにしています。

リモートワークだと、ミーティングが終わるとその後は一人なので、困っていることが伝わりづらいという問題があると思います。そのため、つまずいた箇所があったら、自分から「教えてほしい」と言わないと、ずっと一人で困ることになるので、そういう状態にならないために、困ったらすぐに質問するようにしています。

こまっちゃん:
私もリモートワークだとやっぱり自分がなにをやっているのかが、周りに見えづらいことがあると思うので、Slackなどで「なにをやっているのか」「何につまずいているのか」というのを、できるだけ文章化して、周りに見えるようにしています。

あとは、プロジェクトを前に進めるために「私にできることありますか」と積極的に提案するというのを心がけています。

そうすると、物事を前に進められて達成感があったので、以来心がけるようになりました。

積極的な人、「わたしたちが大切にしている3つのこと」を体現している人と一緒に働きたい

ー二人は、どんな新卒の方に入ってきてほしいですか。

たつみ:
コミュニケーションをとるのが積極的な人がいいなと思います。

活躍している先輩方も積極的な方が多いので、なんでも積極的に「これ自分やります!」とか「これどうですか!」といって主体的に動く人がペパボには合っているのかなと思います。

こまっちゃん:
私は、じゅーんさんが書いてくれたテックブログの記事にすごく共感したんですよね。

わたしたちが大切にしている3つのこと」を体現している人というか、心から楽しんで行動してくれている人がやっぱりペパボに合っていると思うし、私もそうなりたいし、そういう人とシナジーを生んでいきたいなと思っています。

ー就活生にメッセージはありますか。

こまっちゃん:
ペパボでは、成功・失敗に関わらず挑戦したことを「ナイストライ!」といって称賛する文化があり、そう言っていってくれることがすごいありがたくて、自分もどんどん挑戦していけていると思います。

なので、なにかペパボで挑戦したいことがあるんだったら言葉に出して表明していくと、みんなが「それいいね」や「やってみたい」と言ったフィードバックをくれると思います。

面接では、面接官の方が私の話を親身になって聞いてくださって、すごくうれしかった記憶があるので、挑戦したいことをまとめてきたり、自分が挑戦したエピソードを話せるといいのかなと思いました。

たつみ:
自分もこまっちゃんと似たような感じで、自信をもって「これをやってきました」と胸を張って言えるエピソードがあると思うので、その話を面接官に積極的に言えるといいなと思います。

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