GMOペパボでは月に1度、ディレクターがプレゼンを通じて自身の知見や経験を発表するDirector’s Growth Meeting(ディレクターズグロースミーティング)を開催しています。登壇者も視聴者も全員がオンラインで参加するこのイベントはリモートワーク開始直後の2020年2月からはじまりまりました。
開始当時ペパボ内で、ディレクターを中心としたイベントはありませんでした。そのような中、リモート勤務下でもディレクターのアウトプットの機会を増やそうと発案されたのが、この「Director’s Growth Meeting」でした。今回は、Director’s Growth Meetingの発案者であるかしめぐさんに1年間開催した振り返りと次年度への意気込みを聞きました。
鹿島 恵実(かしま めぐみ)
Twitter:@takidev
あだな:かしめぐ
EC事業部 グーペグループ ディレクターです。プロレスや格闘技の観戦が趣味です。
Director’s Growth Meetingを企画
―Director’s Growth Meetingとはどういったものでしょうか?
かしめぐ:
ペパボのディレクターが自身の専門領域や得意な事をプレゼンを通して発表する場で月に1回オンラインで開催しています。
2020年2月から開始して12月23日に11回目の開催を終えました。
12月のテーマは「今年のふりかえり」、11月は読書の秋にちなんで「おすすめの書籍」というテーマで開催しました。毎回テーマを設けており、全11回の開催で40人以上のパートナーに発表してもらいました。視聴者数はテーマにもよるのですが、30〜40名くらいです。
―Director’s Growth Meetingを始めようと思ったきっかけはなんだったのですか?
かしめぐ:
2020年1月からペパボの評価制度が変わったことが大きなきっかけです。
パートナーに対して日常的なアウトプットがより求められていると感じて、アウトプットする機会という意味でも、ディレクター自身の経験や知見をプレゼンするイベントをやりたい…!となんとなくおもいたって、社内に共有したところ、同じ思いのパートナーが集まってくれました。
リモートワークでのプレゼンイベントを企画
―なるほど。リモートワークのなかで登壇イベントを実施するのって、当時はあまり前例がありませんでしたよね。登壇方法などはどのように考えたのですか?
かしめぐ:
デザイナーがリモートワーク体制下でのイベントを実施していたので、そちらを参考にしながらディレクターのイベントのやり方を模索していきました。
2020年1月にキックオフMTGをしたのですが、その時はまさかイベントをリモートワーク体制下で行うことになるとは思っていなかったんです。実行委員は東京と福岡オフィスにいるのですが、リモートで毎週ミーティングするのもまだ慣れていないような状態だったので… 1月後半にリモートワーク体制に移行してからはもうやるしかない!という気持ちでした。
―何名くらいで運営をされていますか?
かしめぐ:
コアメンバーはあずーさん、谷脇さん(@kulop03)、そうたさん(@smotys)、あやせさん(@0054___)です。
週に1回定例ミーティングを実施して、作業の振り分けや進捗などを確認します。毎月開催しているイベントのため実行委員の作業もある程度ルーチン化しています。作業は Notion で管理していて、『開催の4週前にやること』『開催週にやること』などをタグ付けし、いつなにをするのひと目でわかるようにしています。
―毎回充実した魅力的なテーマで実施をされているなと感じているのですが、どのようにテーマ決めをしているのですか??
かしめぐ:
週に1回の定例で決めています。Notionでテーマを出す週、テーマをブラッシュアップする週、テーマを決定する週で分けてます。
テーマ自体は季節に関係するものや通年でニーズがありそうなものなど、色々とあるのですが、後者についてはストック用のページがあり蓄積していくようにしています。
主催者もワクワクするイベントに
―印象に残った会はありますか?
かしめぐ:
いずれも印象に残っていますが、初回のイベントを無事終えた時は感慨深かったです。
今でこそやり方はある程度確立されてきましたが、初回は全てが手探りだったので、無事開催を終えて胸をなでおろしました。
初回はシニアに昇格したパートナーと、中途入社されたパートナーに運営側から声をかけプレゼンしていただいたのですが、視聴者として見た時にどなたの発表も非常に学びがありましたし、これからこんな発表を毎月聞けるのかと思うとワクワクしました。
―運営の苦労を教えてください
かしめぐ:
苦労は特にしていません!苦労だと感じる前に実行委員をはじめとしたイベントに携わっているパートナーに助けられているのだと思います。
―開催におけるパートナーの反応はいかがですか?
かしめぐ:
1回目からイベント参加者にアンケートをお願いしているのですが、発表者、視聴者ともに多くの方に満足いただけています。
また、発表者については立候補だけでなく他薦という形でも募集しているのですが、他薦で選ばれた多くの発表者が、他薦で選ばれたことがよいきっかけになったと言ってくれています。直近ではエンジニアやデザイナーにも発表していただいてますが、発表者の募集を立候補に限定しなかったのは、非常によかったとおもっています。
1年を開催を終えて
―1年やり遂げてみていかがでしたか??
かしめぐ:
もう1年たったんだなあ… と思います。これも、実行委員や発表者、 視聴者などイベントを盛り上げてくれるパートナーのおかげなので、感謝しています。はじめる前は、とにかく1回目を開催するということを一番に考えていたのですが、2回目、3回目と続けるうちに実行委員のなかでもどうやったらより良くしていけるのか、開催を続けていけるのかというところに運営テーマをシフトしていった気がします。
2021年への意気込み
―来年はどのようにDirector’s Growth Meetingを展開していきたいですか??
かしめぐ:
社内のディレクターに向けた取り組みとしては、徐々に完成してきていると感じているので、社外に対してペパボのディレクターの「やっていき」をアピールしていきたいです。
過去のイベントを振り返ってみても、社内への発表だけだともったいないなと感じる発表がが多かったので、来年以降はぜひ社外向けイベント開催もチャレンジしたいなとおもっています。
― Director’s Growth Meeting 第1回開催後の様子をテックブログでも公開中です!
社内ディレクターイベントの企画から開催までとこれから