2025年の目標に向けて、ペパボではハイクラス求人をオープンいたしました。
面接や業務で一緒に携わる2人にこれまでの会社の変化や今の課題、今後取り組みたいことについてインタビューしました。
自己紹介
- 自己紹介をお願いします
ほし:
星隼人です、好きな食べ物は鳥の唐揚げなのですが、最近はもたれてくるようになりました。
大学卒業後、フリーター、派遣社員、フリーのWEBデザイナー等いろいろなことをしてました。そんな折に Movable Type という CMS が出てきて、誰もが簡単にブログサイトを作れるようになって。
それで、いろいろな人がブログを公開しはじめて、ペパボの人がめちゃくちゃアウトプットしていたんだよね、それを見るのがめちゃくちゃ楽しかったんです。
なので、自分もやってみようということで、ロリポップを契約して自分でもブログをはじました。
その時はほんと誰も見ないような日記を書いているような状態だったのですが、ちょうどそんな折にカラーミーショップがペパボからリリースされて、ネットショップがこんなに格安で作れるようになんて革命だ!!と、その感想をブログに書いたら、当時の社長から「だったら(ペパボに)来たらいいじゃん」とコメントを頂きまして。とりあえず会いましょうとなって、ペパボの人たちと初対面したのですが、会う人、会う人ほとんどの方のブログを僕は見まくっていたんですよね。
だから、あの時はすごく興奮したし、あまりにも僕がブログを読み込んでたものだから若干気持ち悪がられましたね。笑
ほし:
正直、ペパボで何かしたいことがあったわけじゃなくて、ただペパボに入りたいという気持ちで入社したんだよね。で、いろいろあって今副社長やってます。笑
長くなっちゃったな…あたっかー喋っていいよ。
あたか:
笑
僕は2005年に社会人になったんですけど、偶然ペパボで働いている人のブログを見つけて。そこからリンクを辿ってほしさんのブログを読むようになったのですが、入社後のペパボの活動や一緒に働く人たちのブログが魅力的で、入社したい気持ちが高まりました。
そこから採用サイトを毎週欠かさずチェックするようになりました。
転職活動を始めた時ちょうどペパボで初めてのディレクター職の募集が出たんです。
当時プログラマーをしていたんですけど、次は企画をやる仕事がしたいと思っていたので、これはぴったりだと思い応募しました。
カラーミーショップの集客をするオンラインショッピングモールのディレクター職として2007年4月に入社、その後2013年にカラーミーショップの責任者を行いつつ14年にSUZURIの立ち上げ、EC事業部長、SUZURI事業部長を経て今年の7月から社長室マネージャーになりました。
ペパボに入って14年経ちます。あっという間ですね。
今振り返るペパボの変化
- お二人とも職業人生の大半をペパボで過ごされていますね。
ペパボの変化について感じるところはありますか。
あたか:
すごく変化したと感じています。
タイミングとしては、2011年から始まった新卒採用の前後で僕は特に変化を感じたかなぁ。役員構成も大きく変わりましたしね。
minneやSUZURIが成長するにつれ、お買い物をされるお客様からの認知も広がり、ペパボ=レンタルサーバーから、より広い意味でクリエイターのアウトプットを支援する会社として認知されるようにもなりましたね。
ほし:
ペパボは2003年にレンタルサーバー事業で創業した会社で、「ロリポップ!」は今年で20周年を迎えます。ロリポップみたいな老舗サービスも大事にしながら、時代時代に合わせて新しいものも取り入れたり生み出したりして次なる成長の道筋を作ってきたからこそ今のペパボがあると思っています。
僕が入った時は30人くらいの規模で、勢いとノリでいけちゃった部分もあったけれど、400人を超えるとマネジメントや会社の組織のまとめ方、仕事の進め方も当たり前だけど大きく変化しますよね。
上場して東証一部になって、今後さらに世の中に必要とされる会社に変革していく、そして新しい価値を提供し続けていくことに意識を強めていくことが求められています。そのチャレンジができる会社にする為にどうしていけばいいのかを今まで以上に考えていかなければなりません。
今回のハイクラス採用においても、そういう会社を創っていくためにさまざまな考えを持っている方にご入社いただきたいと思います。
ー ロリポップ!から今までいくつもサービスのリリースを行なってきました。
サービスの決定ってどのようにされているのですか。
あたか:
上場前は1年に3つくらいサービスが出ていた時期もありましたよね。
さっきのほしさんの話じゃないけど、勢いでリリースされたサービスもあったし、P-1でプレゼンされたサービスがリリースしたこともありました。
他にも、たとえばminneは社内で新規サービスの公募からアイデアが選ばれてスタート、SUZURIは社長のケンタロさんがコンセプトを提示して、僕がビジネス設計をしてプロダクトチームのメンバーと形にしました。今は新規サービスや既存サービスの付加価値拡大は市場環境を分析して強みを活かせて成長できそうな領域で、なるべくリーンスタートアップでプロダクトをリリースして、運用しながら継続的に改善していく流れが多いです。
- 設立18年目、さまざまなことがあったと思います。一番思い出に残っていることはありますか?
あたか:
一番を選ぶのは難しいけど、新卒の入社式と内定式、年末総会からの社員旅行を毎年とても楽しみにしています!
内定式から入社式、その後の配属までチームに新たな勢いを良い影響を与えてくれる新しい仲間が加わってくれるのを毎年楽しみにしています。
年末総会はパートナーが一堂に集まって1年を振り返った後、そのままバスに乗ってホテルへ行って、お疲れ〜と乾杯してお互いを慰労するのが最高なのですが、去年からはコロナで旅行にいけていないので、早くみんなで乾杯ができるようになってほしいな、と思います。
ほし:
一番はないなぁ。いろいろなことがあったからなぁ。
あたか:
ほしさんの結婚式は楽しかったですよ!
ほし:
たしかに…ってそれはパーソナルな話じゃない! 笑
でも、一番はないけど、もちろん嬉しいことや楽しいことはたくさんありますよ。たとえば、新サービスがローンチした時とか、あとは新卒1期生が入ってきた時なんか今でもあのときの空気とかを思い出す時がありますね。
あたか:
サービス運営をしていてテンションが上がった瞬間は沢山ありますが、パッと思い出せるところで言うと、SUZURIを担当していた時に、注文が入ったらSlackに通知するようにしていて、ある時有名なクリエイターさんが販売開始したタイミングでログが追えないほど通知されまくって。
Slackの通知は桁が上がると通知されるアイコンが変わる仕様なんですが、999点を超えたら何のアイコンを表示させようか!?ってなって、何故か天狗を表示させることになりました。笑
チームメンバーとワイワイ盛り上がった最高の時間でしたね。
その後、セール中に9,999点も超えそうとなった時も、夜だったのでみんな家からSlackを見守っていたのですが、過去最高販売点数を記録した瞬間はオンラインでワイワイ盛り上がって楽しかったです。
ほし:
これ、めっちゃよかったよね!普通に数字が●件でした、というのではなくってワクワクするようなそういうおもしろい仕組みが作れるのはとてもペパボっぽいし、とてもいいなと思います。
ペパボはSlackをうまく使いこなしているよね。リアクションするためのオリジナルの絵文字もどんどん増えてるし。ちなみに、ペパボの Slack 活用について、クリエイタージンに記事を書いたのでぜひ読んでみてください。会社の雰囲気がわかるかもしれません。
※ペパボのSlack絵文字は2021年9月16日時点で11,017個となっています。
ほし:
ツールをただ使うのではなく、遊び倒す。今でもちゃんとインターネットを楽しめることってペパボにとって重要だと思っています。
新しい刺激を受けて成長していきたい
- 今の課題について教えてください
ほし:
会社って「塊魂」ってゲームみたいだなと思っていて、いろんな人を巻き込んで塊が大きくなっていくイメージを常に持っているんですよね。
で、その中でたくさんの方がペパボに新しい価値観をもたらしてくれて、今の形になっていると。
ただ、ある程度の規模になってくるとどうしても「成長痛」のような状態になることがある。今はそういう時期なのだと思っています。それが課題です。
じゃあ、この成長痛を乗り越えて、さらに成長していくためにどうしていったらいいかと考えると、僕らが今までもっていた文化・観点とは異なる視点や考え方を持った方を巻き込んで、新しい刺激を受けていく必要があるなと感じています。
僕らの「もっとおもしろくできる」という文化に、さらに新しいエッセンスを取り入れ、融合していくことが必要不可欠だと思っています。
あたか:
ペパボは目標を定めたことによって成長角度を変えることができました。
たとえばminneは、2014年に5年後の業績目標と新たな経営方針を立てたことで2015年のテレビCMなどの投資をする判断ができ、成長角度を伸ばすことができました。
ペパボとしては、2025年に営業利益25億円を目指す目標を立てていますが、今までと同じ事業運営をしているだけだと目標を満たす成長ができません。
プロダクトをリーンで開発すること、運営効率を継続的に改善していくことはこれまでの経験の蓄積があったり、CTO、VPoE、CDO等、プロダクト開発を推進するメンバーもいます。ただ、サービスを急成長させるためのマーケティング戦略や、持っている資産を活かして付加価値を広げて収益を伸ばす事業開発の領域はノウハウが少ない弱みだと感じています。そういった領域に強い方に入社してもらうことで、より成長スピードが高まると期待しています。
- 今後、ハイクラス採用でご入社された方と一緒に取り組みたいことについておしえてください
ほし:
その方の持っている得意領域があると思うので一概には言えないのですが、ペパボでは事業部が分かれていて、他社でいうところの子会社(ペパボでは子会社とは呼ばず連結企業と呼んでいます)のような動きをしているんですね。
ホスティング・EC・プラットフォーム・金融支援。異なる事業部、サービスがダイナミックに動いていて、僕は今、それを横串を通して見ている立場になります。そういう意味では、一緒に大局的な視点で考えて、実行計画に移していくようなことをしていけるといいですね。
- こんな人に来て欲しいという人物像はありますか
あたか:
わたしたちが大切にしている3つのことを実践できている人。
何かを達成するためにチームワークで課題解決ができる方、社内外に自分の考えをアウトプットし影響を広げていける方。
お金を儲けるために仕事をするのではなく、サービスの活動を通じて世の中やユーザーに付加価値を広めてファンを増やす気持ちを大切にしていける方に来ていただけると嬉しいです。
ほし:
あたっかーが良いことを言ったので、ほぼそれなのですが、あえて言うなら愛がある人かな。
僕らサービス提供者はユーザーさんが使ってくれることで成り立っているので、ユーザーさんへの愛はもちろん、働く仲間に対するリスペクトや愛もかかせないと思っています。もちろんお金は大事だけど、愛がないとしんどいいかなと思います。あ、あと、インターネット愛も大事です。笑
多くのサービスがあるから、フィットする場所が見つかる
- 最後にペパボのセールスポイントがありましたら教えてください
ほし:
単一事業の会社ではないとうことは大きいですよね。
GMOペパボってなんの会社?と思われること、言われることがあるのですが、ある人にとってはレンサバの会社だし、ある人にとってはドメインの会社だし、ある人にとってはハンドメイド…と、人によって認識が違うことが多いんですよね。
僕は今全事業部を見ていて、事業領域が広いから脳みそのスイッチを切り替えないといけないけれど、それがとてもおもしろいです。
あと、人でいうと、インターネットが好きで、新しい技術、サービスに対する感度が高い人が多く僕も日々刺激を受けています。
リモートワークへスムーズに移行できたのも、日々の事業改善も考えて、新しいツールなども抵抗なく活用していたからこそだな、って思いました。
あたか:
サービスユーザー数約330万人(※)という規模感のところで働けるというのも外から見たら魅力なのかな…?
ほし:
僕らがもしペパボに転職するってなったらどんなところを見るんだろうね。給与面とか待遇面は大前提として。
あたか:
ライフワークバランスや働きやすさ、それといまだとリモートワークというのはポイントとしてあげやすいですよね。
育児、趣味、コミュニティ活動と仕事の両立が比較的しやすい環境は魅力だと思います。
あとは自分が「やるぞ!」とか「困った!」といった時に「問題対わたしたち」と捉えて解決に向けて協力してくれる、良い形でリアクションをしチームワークを活性してくれるメンバーばかりというのもPRポイントですね。
ハイクラスの方になってくると裁量の部分もありそうですが。
ほし:
自分はこの部分が得意だけどこの会社でやっていけるかな、という方もいらっしゃると思いますけど、そういう意味ではペパボは何しろサービスがたくさんあるので、必ずフィットするところがあると思います。
一方でこれをやってほしい、という厳密なタスクが決まっているわけではないので、これまでのご経験を生かして強みを活かせるところから進めてほしいと思いますし、もちろん僕も全力でサポートさせていただきます。
- ありがとうございました!
※2021年6月末現在、主要サービスのみ。