パートナーの中に根付くペパボの文化「わたしたちが大切にしている3つのこと」
GMOペパボのパートナーには、まるで合言葉のように口にする共通言語があります。
みんなと仲良くすること
ファンを増やすこと
アウトプットすること
HRブログでも随所に出てくるこの「3つのこと」は、「わたしたちが大切にしている3つのこと」として、企業理念の「もっとおもしろくできる」と共に、ペパボのコア・バリューとなっています。
今回は、「わたしたちが大切にしている3つのこと」がペパボのパートナーの中にどう根付き、体現されているかを改めてお話したいと思います。
「わたしたちが大切にしていること」誕生の経緯
会社の規模が変わっても全員が目線を合わせ、同じ方向を向いていられるようにと、2011年に「大切にしてほしい3つのこと」として生まれました。当初は、社長であるケンタロさんからパートナーへのメッセージとして発信されていました。
「大切にしてほしいこと」から「大切にしていること」へ
現在の「わたしたちが大切にしている3つのこと」へとリデザインしたのは2018年。
その背景には、7年という年月の中で、ペパボの規模や目指す姿の変化、そしてパートナーの働き方がより主体的になったこと、そして3つのことがパートナーの中にペパボの文化として定着し、自発的に体現できるようになったことがあります。
リデザインにあたり、全社に「大切にしてほしい3つのこと」についてアンケートを行いました。
結果、3つのことがパートナーの中に浸透し、すでに大切にできていることがわかりました。
そこで、3つのことは変えずに、話している人を「わたしたち(パートナー)」にすることで、これから仲間になる「あなた」に向けたメッセージ「わたしたちが大切にしている3つのこと」としてリデザインしました。
みんなと仲良くすること
お客様とも、お取引先の方とも、一緒に働く仲間とも、仲良くすることで仕事がもっとおもしろくなります。仲良くするためには、まず自分のことを知ってもらい、相手のことを知る必要があると考えています。
・ツールを活用した情報共有やコミュニケーション
GitHub EnterpriseやSlack、Notionなど、情報アクセスの利便性が高いツールを活用し、チームを超えた情報共有やコミュニケーションを行っています。
・SNSでのコミュニケーション
HRブログやテックブログといった会社公式のメディアはもちろん、パートナー個人でのSNSやブログ、イベント登壇などを通じて、パートナー間はもちろん、ユーザーさんなどとも、広く交流しています。SNSでの交流がきっかけで入社につながったこともあります。
ファンを増やすこと
わたしたちがファンになってもらいたいのは、サービスを使ってくださるお客様はもちろん、パートナーの家族やオフィスを掃除してくださる方、株主のみなさんといった、ペパボに関わってくださる全てのかたです。
そのためにわたしたちは、ファンになってもらいたい方たちの毎日をより豊かにするサービスを提供できるよう、謙虚な気持ちを持って業務にあたっています。
アウトプットすること
ペパボは、サービスを通じて、インターネットを活用して表現活動(アウトプット)を行う人を支援しています。だからこそ、自分たちもアウトプットすることを大切にしています。
・社内イベントでの自己表現
事業部を超え様々なアイディアをパートナーの前で発表するコンテスト『P-1グランプリ』、サービスや部署、職種を越えてチームを作り、「もっとおもしろくできる」と思うものを生み出す『お産合宿』を実施しています。
・SNSを活用した発信
HRブログやテックブログといった会社公式のメディアはもちろん、パートナー個人でのSNSやブログ、イベント登壇などを通じたアウトプットを推奨し、実践しています。
話題のClubhouseでも、他業種の方との朝会や、好きなアーティストを語る会、夜な夜なバーをオープンするなど、さまざまなアウトプットを行っています。
自分の大切にしているモノやコトを、誰かに伝えることもアウトプットです。
みんなと仲良くすることも、アウトプットすることも、大好きなペパボの魅力をもっとたくさんの人に知ってもらい、ファンを増やすため。全部つながっているんです。
まとめ
ペパボは、2020年6月にリモートワークを基本とする働き方に移行しました。
オフィスを有効活用しながら生産性高く働くための仕組みづくりを行ってはいますが、現在は新型コロナウイルスの影響で出社が制限されています。また、安全面も考え、オフラインでみんなが集まることは2020年2月以降一度も叶っていません。
それでも、ペパボがワンチームとして働くことができているのは、パートナーの中に「わたしたちがが大切にしている3つのこと」が文化として根付いているからに他なりません。
会社としても、企業文化を実現するため、表彰制度、リファラル採用などの制度を制定している他、社内イベントの開催による場の提供を行っています。
今回は、リモートワークになっても、会社の規模が大きくなっても、ずっと変わらないペパボのコアの部分についてお話させていただきました。
「ペパボの人たちって楽しそう!」と言われることが多いのは、この文化を体現することで醸成された、お互いを認め合い、誰もが新しいことにチャレンジできる環境のなかで仕事をしているからなのかもしれません。
この文化に共感してくれる新しい仲間との出会いが今年もたくさんありますように!