レガシーなサービスだからこそ0から生み出す力を!
ロリポップディレクターの「頭の中」~ホスティング事業部 職種別座談会・ディレクター編~

全3回でお送りしている、ホスティング事業部のパートナーによる職種別の連載記事、最終回は「ディレクター編」。

業務内容が多岐にわたるWebディレクター職のパートナー。

20年近く運営している老舗ホスティングサービスでどのような仕事をしているのか、今回も座談会形式でお送りします。

自己紹介

林田祥(はやしだ しょう)
あだな:はやしださん
サイト:林田ドットオンライン
ホスティング事業部 顧客獲得チーム ディレクター
趣味はバイク、車

鈴木 頼子(すずき よりこ)
あだな:より
サイト:yrarchi
ホスティング事業部 ホスティンググループ CXチーム ディレクター
データが好きです

坂元颯汰(さかもと そうた)
あだな:そうた
ホスティング事業部 ホスティンググループ CXチーム ディレクター
夜な夜なフォートナイトをすることにはまっています

- まずは自己紹介をお願いします。

はやしだ:

僕は営業職として2018年にペパボに入社し、主にロリポップ!レンタルサーバー(以下「ロリポップ)で、アフィリエイターさんや制作会社さんに向けた対外的なコミュニケーションや施策を担当しています。

最近では、アフィリエイトの施策を検討して、実行・効果検証する業務を中心に企画立案も行っています。

入社した頃は営業職のようなポジションだったのですが、昨今のコロナ禍の状況もあり、遠隔でBtoBコミュニケーションをメインとする業務が増えてきました。

より:

私も2018年にペパボに入社し、一般的なディレクターの仕事と並行して、データ分析に重きを置いた業務を行っています。

具体的には「ロリポップ」や「ムームードメイン」に関連した数値を見られるように整備し、その数値に変化があった際に何が原因かを分析して施策や対策を提案しています。

入社前は、もともとエンジニア職に興味があって、ペパカレ(未経験者向け研修付き採用)に応募していたのですが、面接途中で「ホスティングの分析の業務をやってみませんか」と打診され入社しました。

そうた:

僕は2019年に新卒で入社し、ホスティング事業部に配属後は主に「ロリポップ」の改善施策の対応を行っています。

同時に「ヘテムル」の顧客単価を上げるための施策も一部担当していて、メールを配信するといった細かい施策から、新機能を追加するような影響力の大きい施策まで、一連を担当しています。

「ユーザーが喜んでくれたこと」がわかる瞬間こそ醍醐味

- ホスティング事業部のディレクターで良かったと思うところややりがいを教えてください

はやしだ:

施策を行う際、周囲を納得させて実行までこぎつけるのはいつも大変なんです。

だからこそ、それが良い数字となって結果が返ってくると嬉しいですね。

やっぱり良い結果というのはユーザーが喜んでくれたがゆえに出てくるものだと思うんです。普段見えにくい「ユーザーが喜んでくれたこと」がわかる瞬間こそ、ディレクターの醍醐味だなと感じます。

そうた:

レンタルサーバーとドメイン取得サービスという2つの規模の大きいサービスを担当できていることは、ディレクターの成長としても幅が広がるのでとてもありがたいですね。僕は新卒で入社し3年目なのですが、大きなプロジェクトのリーディングもできるところがやりがいにも繋がっています。

「この使い方はロリポップでしかできないよね」と言っていただけるサービスに

- 働く上で気を付けていることや大切にしていることはどんなところですか。

より:

私は数値を出す機会が多いので、時にその数値を使って誤った方向に導いてしまう可能性が考えられます。部署で数値を分析する担当が私一人なので、間違った結果を出さないよう慎重に業務を行うようにしています。

はやしだ:

「周りと足並みを揃える」ことを大切にしています。

自分だけがいいと思っていてもやっぱりダメなので、周りを納得させるような準備をしっかりして、施策を進めるようにしていますね。

前職では営業をやっていたこともあって個人戦の要素も多かったのですが、今はチームで結果を出す仕事なので、コミュニケーションをとって足並みを揃えられるよう努めています。

とはいえ、相反するところとして、攻めの姿勢を忘れないことも心掛けています。長年続くサービスを担当していますので、サービスがレガシーな分、前例が転がっていることも多いです。ですがそこにとらわれず、大なり小なり新しいチャレンジをしていきたいと思っています。

「この使い方はロリポップでしかできないよね」と言っていただけるような状態を作っていきたいですね。

- ディレクター職をひとことで表すと何でしょう

はやしだ:

プロジェクトにおける「主人公」だと思います。

何が必要かを考えて、必要な人を説得し、実行し効果検証まで行っていく。

自分が考えた仕事にみんなを巻き込んで完成させるのがディレクター=主人公なのではないかなと思います。

そうた:

「柔軟な推進役」でしょうか。

こういう感じでやってほしい、と粒度が大きく要求されたことに対して伝書鳩のようにそのまま行うのは良くないと思っています。自分がやりたいと思うことを意志を持って柔軟に絡めて調整し、推進していくのがディレクターなのではないでしょうか。

より:

「課題を解決まで引っ張っていく人」ですかね。

漠然とした大きな課題を解決まで持っていく必要があることが多いのですが、どのようなフローで対応していくかを考えた時に、周りの様々な職種の方を巻き込んで着地させていくことが必要です。だからこそ課題の解決まで根気強くチームを引っ張っていくことが大切だと思います。

- 過去の経験が現在の仕事に活かされている部分はありますか?

はやしだ:

私はこれまでBtoB領域において、お客様とのコミュニケーションを担当するようなアカウントマネージャーや、アニメや映画のライセンスを借りてきて商品を開発するといったビジネスアライアンスを形成する仕事を行ってきました。

ロリポップは基本的にtoCのサービスであると考えてはいますが、当然お仕事としてご利用頂いてる方も多くいらっしゃいますし、企画や施策を進める際には外部のパートナー様と協力して推進することになります。

そのためロリポップをご利用頂いている制作会社様、ロリポップをご紹介頂いているアフィリエイター様などとのコミュニケーションにおいて、過去の経験が活きていると感じています。

- よいディレクションができる人はどんな方だと思いますか。

より:

「先読みして動ける人」、かな。

工程が多く、調整が必要な仕事だと思うので、先回りして動くことができる方は素晴らしいなと思います。

はやしだ:

ふんわりとした要求を具体的なタスクとして昇華できる方でしょうか。

エンジニアやデザイナーと違い、ふんわりとした仕事が発生しがちなのがディレクターだと思っています。そのため、背景・実施すること・必要なリソース・予測される効果を明確にしてタスク化、進行管理をできる方がよいディレクターだと思います。

固定概念にとらわれず新しい挑戦を一緒に推進してほしい

- どんな方と一緒に働きたいですか?

そうた:

競合他社と切磋琢磨していく中でロリポップを選んでもらうためには、固定概念にとらわれず新しい挑戦に対し、ポジティブに推進してくれる方だと嬉しいなと思います。

はやしだ:

ペパボがやっている仕事を愛してくれて、理解してくれて、そして一緒の方向を見て進んでいける方がいいですね。あとはおもしろい人がいいな(笑)

僕はメールマガジンを執筆することもあるのですが、ただ情報を伝えるだけでなく、読み手が「おもしろい」と思えるような……ついつい読んでしまうような文章を載せていますよ!

ディレクターはやしだが作成したメールマガジンの文面の一部

より:

ディレクションが出来る方がもっと増えるといいなと思っています。

分析ができる人が増えることも良いのですが、まずはディレクターのメインの仕事ができる人が増えてくると、チームとしてもっとやりたい施策ができるように感じています。

はやしだ:

あとは何より、ゼロから仕事を生み出していく人が良いですよね。

生み出して、しっかりと回していける人と一緒に働けたらと思っています。

- ありがとうございました。

老舗レンタルサーバーだからこそ積み重ねられてきた経験とナレッジを糧にしつつも、今までにない「新しいサービスづくり」に挑戦するディレクター陣の熱意と覚悟を感じさせる座談会でした。

ホスティング事業部で提供するロリポップ!レンタルサーバーやムームードメインは、決してただの「老舗サービス」ではありません。

「長年のノウハウを元に、常に進化し続けるホスティングサービス」として、これからもユーザーのみなさんに新しい価値を提供し続けます。

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