毎日が開発合宿!ホスティング事業部事業開発チームインタビュー

ロリポップ!AIアシスタント(β)」にはじまり、ムームードメインの「AIによるドメイン提案機能」など、新しい技術や情報をいち早く取り入れて新機能の開発をおこなっている、ホスティング事業部事業開発チーム。

ペパボの創業事業でもあり、20年の歴史があるホスティングサービスとしての基盤をもちながら、スピード感を持ってチャレンジを続ける、事業開発チームの4人にお話を聞いてみました。

自己紹介

上園 純平(うえぞの じゅんぺい)
あだ名:jay(じぇい)
Twitter: @jay_zono
ホスティング事業部 事業開発チームのディレクター。
散歩、読書、芸人さんのラジオが好き。最近は起床予定の1時間前にもアラームをかけて、あと一時間寝れる幸せを噛みしめています。

西田 貴之(にしだ たかゆき)
あだ名:きのすけ
Twitter: @kinosuke01
数学が好きなホスティング事業部事業開発チームとマーケティングチームのエンジニア。
StableDiffusionで画像生成するのにハマっています。

中尾 崇志(なかお たかし)
あだ名:鹿
Twitter: @shikakun
ホスティング事業部事業開発チームのデザイナー。
好きなラジオは真空ジェシカと武田砂鉄。

吉野 晟司(よしの せいじ)
あだ名:せいじ
Twitter:@yoshino_seiji
ホスティング事業部事業開発チームのエンジニア。
筋トレとサッカーとサウナが好き。最近は「スキップとローファー」を読んでニヤニヤしています。

成長の2次曲線を描いていくために生まれたチーム

― 事業開発チームの成り立ちを教えてください!

じぇい「事業開発チームは、『既存資産を活用して新たな価値を生み出すことで事業部の非連続成長を実現すること』をミッションに今年の1月に始動したチームです。ぼくはディレクターとして打診を受け、チーム立ち上げの段階から事業開発チームにジョインしました」

きのすけ「私もそうですね。もともとはマーケティングの部署にいたのですが、その頃から既存の事業だけでは成長のラインを一気に上げることが難しいなとは感じていて、新しいことをやっていかないと、という話をしていました。それもあって打診を受け、チーム結成時からジョインしています」

鹿「僕はキャリア形成アンケートで新規事業をやってみたい、と書いていて、それで異動が決まりました。もともとはデザイン部で新規サービスのプロトタイプなどをつくるのに関わっていたのですが、それがとても楽しかったんです」

―最近ジョインしたせいじくんはどうですか?

せいじ「昨年新卒として入って、今は2年目なんですが、OJTを経て、事業開発チームに配属されました。今でちょうど1ヵ月くらいです。
もともと僕もスモールスタートでいろいろな機能やサービスをつくりたい気持ちがあって、ここしかない!と思っていました。毎日、企業の資金調達のニュースとか、新しい技術の話をしたり、それをどう仕事に活かすか考えるのがとても楽しいです」

『Quick&Dirty』が生み出す価値

― どんな機能開発やサービスをやろうみたいなことは決まっていたんですか?

じぇい「既にチームの発足以前からいくつかアイデアが挙がっていました。しかし、それらを実現していくために必要な経験や知見が自分自身にありませんでした。なので最初の数ヶ月は特にインプットに注力していましたね」

きのすけ「しかもそのときまだじぇいは新卒1年目だったんだよね」

じぇい「そうなんです。なので最初の数ヵ月はとにかくいろいろな本をかき集めて知識をインプットしました。良さそうなことはすぐにチームで実践してみて、ちょっとずつ毎日改善して、という感じで。手探りでチームとしての動き方を決めていったという形でした」

― チーム発足期に、これはやっててよかったなということはありますか?

じぇい「チームで大切にしたいことをみんなで決めた中のひとつに、『Quick&Dirty』というバリューを掲げたことですね。『まずは早く形にしてみよう。』というような意味なんですけど、チームが始動してからこれまで、チームのみんなで継続して意識できていることの一つです」

時流を読んで、速でつくる

―リリースした機能の話を聞いていきたいです。「ロリポップ!AIアシスタント」はどのようにして生まれたんですか?

きのすけ「発端としてチーム内でChatGPTでサイトがつくれるものがある!っていう話から上長たちと盛り上がって、速やりましょう、みたいに始まりました。ちょうど世の中的にChatGPTの盛り上がりが大きい時期で、いかに早く出すかっていうのが一番重要なポイントだと認識していたので、早くつくるにはどうしたらいいのかをかなり議論してつくっていきました」

かんたんなホームページのイメージから、AIがソースコードを生成する「ロリポップAIアシスタント」

鹿「ちょうどお産合宿と重なったのも、良いタイミングでした」

じぇい「ぼくはお産合宿の最終日に行うプレゼンの準備をしながら、リリースに向けて法務と連携して規約作成を行ったり、リリースを記念したキャンペーンの企画などを進めていました。スピード感を持ってリリースに向けて協力的なパートナーにはいつも感謝しています」

― そういった役割分担は自然にできていったんでしょうか。

きのすけ「チーム立ち上げのとき、『ドラッカー風エクササイズ』をやったんですよね。それぞれどういったところを得意としているのか、何を実現していきたいかみたいな話をして、それも良かったかも。

そのときに、ディレクターとしてエンジニア・デザイナーが落としたものは全部拾う、っていうのをじぇいくんが言ってくれたことがとても印象的でした」

― AIによるドメインサジェスト機能はどうでしたか?

きのすけ「これも、2週間くらいでつくりましたね。もともと「ロリポップ!AIアシスタント」をつくったときに、AI関連の機能を他のサービスでも簡単に導入できる仕組みを整備していたので、それを使いました。そこでせいじくんが手を上げてくれたので、引き継いで「ムームードメイン」の機能として開発をしてくれました」

つくりたいサイトのイメージにあったドメインをサジェスト

せいじ「そのときはまだOJT中だったのですが、話が出たときに絶対やりたいです!って食いついて。そこできのすけさんと一緒に仕事をして、事業開発チームに入りたいなって気持ちが強くなりました」

全員で目線を合わせて、同じ目標に向かって走る

― すごくスピード感をもってやっている印象ですが、間に合わない!みたいなことってないんですか?

きのすけ「出す直前にバグが見つかったり、そういうあわてるシーンは正直ありましたね。
でも、GMOイズムにもあるとおり、全てのタスクにおいて期限を切って進めることが念頭にあるんです。毎日期限に向かって全力疾走しているから、毎日が締め切りなんです。だから、いつも間に合わないって言ってるかもしれない(笑)」

鹿「きのすけさんは価値を削ることなく要件を削るのがうまいですよね。叶えたい目的はチーム内で同期できているので、その目的をより早く達成するためにいくつか選択肢を出してくれるんです。いつもありがたいなと思っているところです」

きのすけ「そういえば、お産合宿が終わったときにじぇいくんが『毎日がお産合宿ですね』って言ってたことがあったよね。あれ、すごい名言だったなって思ってて」

じぇい「そうですね!『ロリポップ!AIアシスタント(β)』のエピソードのように、事業開発チームはスピード感や勢いを意識しながらアクションを積み重ねていけるチームでありたいので、そういう意味では毎日開発合宿をしているみたいな気持ちで日々取り組んでいます」

― 大変だなって思わない?

じぇい「状況は日々変わりますし、少人数のチームではあるものの複数のプロジェクトが並行して進んでいます。大変な時期ももちろんありますが、そのような困難な状況に対してもフォローし合う動きが自然にできているチームなので、その点ではとても助かっています」

せいじ「職種による壁がほとんどない感じがしますね。みんなで仕様やデザインの話もするし、優先度の話もします。エンジニアがエンジニアリングだけやる、デザイナーがデザインだけやるみたいなことはあんまりなくて、みんなで結構いろんなことを話し合ってるチームかも」

じぇい「そのような意味では、『同じ目標に向かうこと』を体現できているチームだと思います。だからこそ、時には意見がぶつかることもありながらも、目的やゴールを意識して議論ができているし、互いの意見に対して素直に耳を傾けられる雰囲気が作れているのかなと思います」

20年続くサービス基盤があるからこそできる、新しい挑戦

きのすけ「まったくのゼロからサービスをつくっていくというよりは、ホスティング事業として、今ある資産を使って、新しい事業や機能開発をやろうよっていう試みなので、活用できるものいっぱいあるんですけど、制限事項もめっちゃあって、それに頭を悩ませることはありますね。そこのバランシングの点で、ゼロからつくるのとは、ちょっと違った難しさがあるんじゃないかなと思います」

鹿「一方で、20年間やってきた事業だからこそ、今新しいことができるというのがおもしろさでもあります。
ホスティング事業部は、事業開発だけではなくたくさんの人たちが働いていて、その仲間がちゃんと運用をしっかりやってくれていることでユーザーさんから信頼されているサービスだからこそ、こういうチャレンジができているっていう気持ちがすごくありますね」

― どんなエンジニアに入ってきてほしいですか?

じぇい「エンジニアとしての技術力や専門性を備えながらも、チームや事業部の目標に対して、時には専門領域を超えたアクションが実行できるような柔軟で前向きなマインドセットを持った方だと嬉しいです。一緒にたくさんチャレンジしていきましょう!」

せいじ「マインドとしては、プロダクト志向なエンジニアとか、とにかく新しいものを生み出すのが大好きなエンジニアとか、そういう方がいいのかなと思いますね」

きのすけ「コトに立ち向かえる人と一緒に働きたいですね。新しいものをつくり出していこう、というマインドを揃えられるとうれしいです。
あと、ちょっとエンジニアよりの話になるんですけど、短期でリリースすることを前提としつつ、中長期的な視点を持って設計実装できることも時には必要になります。難しいのですが、その絶妙なバランス感覚が掴めると、よりこのチームで楽しく働けるんじゃないかなと思っています」

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